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平成21年9月 代表質問

平成20年3月 誠友会・代表質問

平成19年9月 誠友会・代表質問

平成19年3月 誠友会・代表質問

平成18年6月 誠友会・代表質問

平成18年9月 誠友会・代表質問

平成17年6月 定例会代表質問

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平成21年9月 代表質問

大田祐介

私は,明政会を代表して質問をいたします。

さきの衆議院議員選挙により,歴史的な政権交代が行われました。最初に,このたびの選挙結果及び民主党政権に対する市長の思いをお尋ねいたします。  

国においては民主党政権が誕生する予定ですが,地方においては依然として自民党系の議員,首長が多く,国と地方のねじれ現象が懸念されています。各種陳情や予算編成方針について,従来の手法との変化について考え方をお聞かせください。  

民主党マニフェストへの対応についてお尋ねします。  

公共事業については,不要不急の事業,効果の乏しい事業は凍結,削減し,道路に関しては,自動車関連諸税の暫定税率を廃止し,高速道路の原則無料化がうたわれています。本市に当てはめれば,鞆港の埋め立て架橋や福山道路,福山北産業団地の2期工事等が対象となる可能性があります。中でも,鞆港の埋め立て架橋事業は,国土交通大臣から反対派との対話や住民同意だけでなく国民同意の必要性を問われ,このたび,鞆地区まちづくりマスタープランをもとにして,鞆町が抱える課題と将来の姿を描いた鞆地区まちづくり整備方針を策定し,地域住民に説明会を開かれ理解を求めたところですが,政権交代となった今,民主党政権に対する本市の今後の取り組み方針をお示しください。  

また,今年度予算について,民主党は,継続事業の見直し,補正予算の組み直しを表明していますが,本市の補正予算等の組み直しはお考えでしょうか。  

民主党はさらなる歳出の抑制も掲げておられますが,本市の景気動向,経済動向,今年度税収見通しについてはいかがでしょうか。  

公務労働拡大についてお尋ねします。  

さきの違法公金支出金返還請求事件裁判の判決書において,本市は自治体改革推進委員会等の3委員会により労使協働という新しい労使関係を構築し,公務労働拡大と指称してより市民満足度の高い行政サービスに取り組んだとのことであります。しかし,さきの裁判に勝訴はされましたが,その活動の実質に着目すれば,これが職員団体のための活動であるとは言えないということであるが,市民から見て当該3委員会の職員らの執務形態は職員団体のためのような疑念を抱かせるものであったことは否定できないとも判決で述べられています。

福山市職労の資料によれば,公務労働拡大とは,それまでの仕事を見直し公務として行うべき新しい領域の仕事をつくり出していく運動とされています。福山市職労が公務労働拡大の取り組みを始めた背景には,行財政改革のもとで進行している住民サービスの切り捨てや自治体職員の人員削減,低コストのみを目的化した民営化,民間委託に対抗するため,みずからの仕事を見直す公務労働拡大の取り組みをスタートさせたと述べています。  

この公務労働拡大の考えは行財政改革に逆行するとも考えられます。その整合性についてのお考えをお示しください。  

また,公務労働拡大が行財政改革を上回る成果を上げておられましたらお示しください。  

外郭団体の運営についてお尋ねします。  

例として,ふれあいランドの運営管理については,指定管理者として財団法人福山市青少年育成事業団がこれに当たり,6月議会における事業経営状況の報告については,所管課の青少年課が行っています。過去青少年育成事業団は体育振興事業団との合併の検討もされたと聞いておりますが,運営管理において二度手間等のむだはないのでしょうか。  

次に,青少年育成事業団の存在意義,メリット,今後の公益法人化しての存立の見込みについてお考えをお聞かせください。  

民主党を中心とする新政権も,公務員の天下りの禁止をはっきりうたっていますが,市職員の外郭団体への天下りについても,市民からさまざまな批判があります。適材適所となっているのか,その実態をお示しください。  

また,今後の退職職員の再任用に関する基本的な考え方をお示しください。  子ども議会の開催についてお尋ねします。  

次の時代を担う子どもたちが市政等に対する意見を提案することで,社会や地域等へ関心を高めるとともに,若い市民としての自覚を促す目的で子ども議会が開催されます。市内の小学5,6年生,中学1年生から3年生まで402名の応募があり,私たち議員と同数46人が選考され,オリエンテーション,第1回の事前学習と,実に頼もしい限りです。  

ちなみに,児童生徒たちの応募作文はどのような内容であったか,また選考基準等をお聞かせください。また,男女比はどうでしょうか。  

今後,環境,文教,福祉,安心・安全,協働のまちづくりの5委員会に分かれて学習していかれるようですが,どのように進めておられるのか,お聞かせください。  

今後実現可能なものは具体化すると市長も言われています。そのためにも,大人の制約を加えない,子どもたちの率直な質問になるよう期待いたします。  

国際交流についてお尋ねします。  

現在,福山市は,韓国浦項市,カナダのハミルトン市,ハワイ州マウイ郡,フィリピンのタクロバン市,また,正式な姉妹都市縁組はないが,ブルガリアのカザンラク市,北京市教育委員会等,多方面において国際交流を展開されています。  

交流形態もそれぞれ特色があり,成果も上がっているようですが,市内に関係団体が存在しながら,つながりが薄れている都市もあるようです。そこで,歴史的経緯も考慮しながら,交流実態に応じて行政としての交流促進を整理していく必要があると考えますが,いかがでしょうか。  

浦項市においては,市全職員を年に1度福岡市,北九州市に派遣し,日本文化,行政運営,教育等の視察を行っています。また,昨年,ことしと,福山ばら祭には100人を超える使節団を送ってきています。10月には浦項市立交響楽団が来福され,演奏と福山コーラスネットワーク合唱団との合同演奏が企画され,福山山岳会と浦項市山岳会による韓国雪岳山交流登山など,非常に積極的な働きかけがなされています。  

また,ハワイ州マウイ郡とは,10年の交流を経て,昨年正式に姉妹交流縁組がなされました。両者の間には文化的・産業的背景に共通点は存在しませんが,ここ数年の高校生の派遣事業は,豊かな自然環境の中での生活体験,ホームステイでの交流や英語体験などが非常に好評を博しています。  

このような積極的な働きかけ,動きについては,同程度の対応をするのが誠意ある国際交流と思いますが,いかがでしょうか。  

一方で,遠距離,あるいは先方の交流団体の消滅があり,現実には交流ができない事情があれば,丁重に交流中止ないしは一時休止を申し入れることも必要ではないでしょうか。また,ブルガリアのカザンラク市のように,ばらの取り持つ縁と市内福山ブルガリア協会のように受け入れ団体があり双方が積極的な交流を行っているケースには何か具体的な支援が必要と考えますが,御所見をお示しください。

後期高齢者医療制度の見直しについてお尋ねします。  

民主党は,後期高齢者医療制度の廃止をマニフェストに掲げられておられます。後期高齢者医療制度の発足により国保事業が一層の苦境に立たされた側面があり,国民健康保険も高額医療費共同事業や保険財政共同安定化事業などの財政安定化を図ってきましたが,抜本的な解決策とはなっておりません。

また,保険者である広域連合も責任の所在があいまいであるとの声も聞きます。  

しかし,後期高齢者医療制度を廃止して,単に従前の老人保健制度に戻るとも考えられません。問題の本質は,健康保険などの被用者保険と定年後の無職者などを抱え込む国保という,およそ計数的に調和がとれない分立体系を放置してきているところにあるという意見もあり,政権交代により我が国の医療保険制度が大きく見直される可能性があります。従来の後期高齢者医療制度のメリット,デメリットを上げ,制度廃止に伴う混乱を防ぐ対策の見通しをお示しください。  

地域包括支援センターについてお尋ねします。  

本年度の重点施策として地域包括支援センターの機能強化が図られ,このたび水呑地域のサブセンターが鞆町に設置されることとなりました。介護保険サービスをよりきめ細やかに展開するとともに,地域福祉の拠点が新たに整備されることを評価するところです。  

一方で,介護予防を主な目的に地域包括支援センターが設置されて4年目になりますが,社会福祉士や保健師,ケアマネジャーなど,まさに高齢者福祉のプロで構成されている高い専門性にもかかわらず,市民の認知度がそれほど高くないため,本来の機能を十分に発揮できていないとの指摘もあるようです。他の自治体では,認知度を高めるため,愛称をつけているところもあるようですが,本市の現状をお示しください。  また,地域包括支援センターが日常生活圏域に設置されていることから,学区まちづくり推進委員会や福祉を高める会などと日ごろの連携がますます重要になっていると思いますが,地域福祉のよろず相談所である地域包括支援センターがかつての在宅介護支援センターにも増してその役割を発揮できるようなより具体的な強化策が必要と考えますが,お考えをお示しください。  

新型インフルエンザ対策についてお尋ねします。  

全国的に流行している新型インフルエンザですが,いたずらに市民の不安をあおってはいけませんが,この夏の流行を考えると,冬にかけての大流行が懸念されます。本市における感染者発生の状況を把握されていましたらお示しください。  

新型インフルエンザへの保育所,学校における対応は,園児,児童生徒への保健指導として,手洗い,うがいの励行と,必要に応じてマスクの着用を促すとなっております。対策に応じて手指消毒薬と100万枚のマスクを購入されるとのことですが,手指消毒薬は勢いのある流水による手洗いにまさるものではなく,マスクも予防としての効果は余りないとされています。既に市内ではマスクが品薄となり,不安を感じている市民もおられます。消毒薬や常時マスクに頼るのではなく,正しい手洗いの方法と必要に応じたマスクの着用の啓発を行うべきと考えますが,いかがでしょうか。  

また,6月までは,発症が疑われた場合は,まず発熱相談センターに連絡し,指定された発熱外来を受診することが広く広報されましたので,いまだにそう信じている市民も多いのが実情です。また,原則として,すべての医療機関で新型インフルエンザへの感染を疑う方の診療を実施することとなりましたが,十分な対策,対応ができていない医療機関もあります。今後の本格的な流行拡大時期に向けて,新たな受診方法の徹底とさらなる医療機関の支援策が必要と考えますが,御所見をお示しください。  

全国にはインターネットによる休校,学級閉鎖の情報を発信している地域もあるそうですが,本市の取り組みのお考えはありませんか。  

産科・救急医師確保支援事業についてお尋ねします。  民主党政権に変わっても引き続き産科・救急医療対策は行われると考えます。国は,医師等確保対策事業の一つとして,過酷な勤務環境にある産科や救急医療を担う医師等に医療機関が支給する手当の一部を助成することにより,処遇改善を通じて地域における産科や救急医療体制の確保のため,本年度の当初予算を組んでおり,本市も今議会補正予算で対応されようとしています。  

産科医に対しては1分娩当たり1万円で,国3分の1,県6分の1,市6分の1,医療機関3分の1の負担となり,確かに手当増にはなりますが,果たしてこの額で現行の産科医の維持,新規の産科医の確保が可能でしょうか。仄聞するところによると,年内に,かなりの分娩数を扱われている産科医院の閉院が予測されています。本施策は施策として,より抜本的な施策も講じる必要があると考えますが,お考えをお伺いいたします。  

次に,救命救急センター及び二次救急医療機関に勤務する救急医の処遇改善を図るため,休日,夜間の救急勤務手当に対する助成制度が新たに創設されました。支給額は,最大で,夜間が1人当たり1勤務で1万8659円,休日昼間が同1万3570円となっています。医師に支払われる給与規程に同手当を新設する医療機関に対し,補助率は産科と同様であり,医療機関は3分の1を負担することとなっています。制度の対象となる医療機関数と制度に対応する見込みの医療機関の数及び医療機関の負担はどの程度を見込んでおられますか,あわせてお示しください。  

がん検診推進事業についてお尋ねします。  

国立がんセンターの統計資料によりますと,女性のがん死因の第1位は乳がんで,30歳代,40歳代では子宮がんが第3位です。乳がんは早期発見,早期治療で治癒できますし,子宮頸がんの原因はウイルス感染とわかっており,これも早期発見,早期治療が重要です。子宮頸がん予防ワクチン,サーバリックスも10月に正式承認される見通しと報道されています。  

がんの死因のナンバーワンといっても意外と検診率は低く,特に広島県は低いようです。福山市での2つのがんの最近の受診率の推移とその分析,さらに受診率の低い原因をどのようにとらえておられるのか,お聞かせください。  

民間団体が行ったアンケート調査によりますと,受診しやすい条件に価格が安いことと回答した人が51.6%となっており,このたび若年層も含めた女性特有のがんである乳がんと子宮頸がんの無料クーポン券の発行ということは非常に有意義な事業で,ぜひとも一過性でないことを望むものです。  

この女性特有のがん検診推進事業については,国の平成21年度補正予算で措置された経済危機対策事業の一つですが,事業内容について詳しくお知らせください。  

広島県内では既に実施されている市町もあるようですが,がん検診無料クーポン券の福山市以外での使用,あるいは他の市町からの受け入れはどのようになっているのでしょうか。  

新政権に対して今後も継続するようしっかりと働きかけをしていただきたいし,もし補助金が打ち切られても市として続けていただきたいと思いますがいかがでしょうか,御所見をお聞かせください。  

芦田川の水質問題についてお尋ねします。  芦田川は,中国地方の1級河川で36年水質ワーストワンの記録を更新中ですが,その結果,瀬戸内海の漁業への影響が大きいと言われています。官民を挙げてさまざまな浄化策が講じられていますが,そもそも水質改善の目的があいまいではないでしょうか。改めて水質改善の目的をお聞かせください。  

水質悪化の原因の一つとして河口堰の問題は避けて通れませんが,民主党のマニフェストによれば諫早湾の干拓事業の見直しや長良川河口堰の開放に取り組むとのことです。その理由は漁業被害の緩和を目指すものであり,芦田川河口堰の問題と共通するものです。  

芦田川河口堰の目的は,日量6から7万トンの工業用水の取水のためであり,これにかわる水源がない限り開放は不可能とこれまでの答弁で言われています。しかし,代替水源の確保策はさまざま考えられます。例えば,高屋川浄化施設では,日量4万トンの表流水を浄化して高屋川に再放流していますが,放水口にはアユが戻ってくるほどきれいであり,工業用水として利用することも十分可能な水質だそうです。この浄化水を隣接する中津原浄水場に導水し,工業用水として配水することも容易に可能と考えられます。河口堰工業用水道の代替案として検討する価値があると考えますが,お考えをお聞かせください。

河口堰の開放方式も,いきなり全面常時開放ではなく,オランダのハーリングフリート堰で取り組まれているコントロールタイド方式,潮汐調整法という,潮の満ち引きに合わせて少しずつ開放する時間を延ばしていくという方法もあります。そのような堰のコントロール方式も検討してはいかがでしょうか,御所見をお示しください。  

太陽光発電の普及についてお尋ねします。  

中国電力が箕島沖の旧火力発電所予定地にメガソーラー発電所を建設予定と聞いております。福山市と中国電力による共同事業となると考えられますが,国からの補助金の見込みや,現地の固定資産税の減免等の福山市独自の支援策があればお示しください。  

家庭用ソーラーパネルの普及も推進されておられますが,本年度の普及状況をお知らせください。  

また,太陽熱温水器もかなりの省エネ効果があり,今後新たな設置補助制度も検討してはいかがでしょうか。  旧箕沖清掃工場解体工事についてお尋ねします。  

本年6月議会にて旧福山市箕沖清掃工場解体工事の議決をいたしましたが,その後の進捗状況をお知らせください。  

廃棄物焼却施設の解体に際して,ダイオキシン処理は最重要課題であり,ダイオキシンの飛散などが懸念されますが,どのように処理されるのか,お聞かせください。  

自転車通勤の取り組みについてお尋ねします。  

地球温暖化防止の本市の取り組みとして,公用車の低公害車の導入については,昨年環境部にパッカー車4台を導入し,ことしもダンプ4台を導入されるとのことです。今後は,温暖化防止のシンボルとして,電気自動車の導入も検討いただきたいところです。  

さて,自転車によるCO2削減,ベスト運動や保健所の取り組むエコサイクル推進事業も温暖化防止や健康増進の効果が高いと考えられます。市職員の取り組みも重要であり,自転車通勤に対する付加価値を検討されてはいかがでしょうか。  

また,公用車として電動アシスト自転車の導入を検討されてはいかがでしょうか,お考えをお示しください。  

また,幼児を2人乗せて自転車を運転する3人乗りが解禁されましたが,一定の安全基準を満たした自転車が対象となり,一部のメーカーで新型の3人乗り対応自転車の販売が開始されました。前橋市や大分市などの,自治体によっては購入費の一部助成を行っているところもありますが,本市でも検討してはいかがでしょうか。  

水道,下水道における磁気処理装置の導入についてお尋ねします。  

平成19年2月に高屋川浄化センターに磁気処理装置が試験的に導入されたことにより,凝集剤の注入の減少や汚泥処理の薬品費の減少などのランニングコストの低減が期待できるとのことです。中津原浄水場においても,以前から検討しておられる磁気処理装置の導入をされてはいかがでしょうか,御所見をお示しください。  

平成15年12月に設置された神辺町の誠和団地における排水処理施設においても,随分と効果がある様子です。そこで,下水道普及がなかなか進まない調整区域における排水処理や古い団地の単独浄化槽の解消策に,磁気処理装置を備えた小規模集落排水処理施設の導入を検討されてはいかがでしょうか,お考えをお聞かせください。  

農業振興,担い手育成についてお尋ねします。  

福山市では,園芸センターを中心に農業の担い手育成研修に取り組まれ,昨年度までに102名が修了し,うち87%の89名が就農している結果を評価するものであります。  

今後,就農者を農業に定着させ,農業の拡大を図っていただくためには,就農者の収入確保や耕作放棄地を含めた農地をコーディネートする支援が必要になると考えますが,どのように取り組まれるのか,お聞かせください。  

一方で,耕作放棄地の解消や農業の活性化を進める方策の一つとして,農業生産法人として企業参入が可能となり,現在福山市においても1社が参入されていますが,今後企業参入の拡大に向けた取り組みはどのようにされるのか,お示しください。  

他県では,市町村が出資し農家や就農希望者と共同で設立された法人が参入し,耕作放棄地の解消や農業の活性化に取り組んでいると仄聞しています。  

例えば,収穫物は主として市内の学校給食で使用することを目的に,福山市と農家や就農希望者と共同で法人を設立させ,農業収入の確保と耕作放棄地の解消を図る支援策をとってはいかがでしょうか,お考えをお聞かせください。  

民主党は,農業の戸別所得補償制度の創設により,農業を再生し,食料自給率を向上させるとうたっていますが,本制度の創設によりどのようなメリットとデメリットが発生すると推測されるのか,お尋ねいたします。  

災害対策についてお尋ねします。  

7月21日山口県内で発生した豪雨災害,広島県では7月24日から25日にかけて豪雨に見舞われたことにより,東広島市志和町内では,許可を必要としない建設残土処分場の土砂が民家に流入しました。福山市を取り巻く山間部にも許可を必要としない残土処分場や廃棄物処分場が多数存在していますが,安全確認はどのようにされているのか,お示しください。  

土砂適正処理条例による許可の必要とされない残土処分場や廃棄物処分場でも,予測不可能な豪雨に備えるため十分な安全対策を日ごろから指導していくことが大惨事を起こさないために必要と考えますが,いかがでしょうか。  

広島県は7月31日,県内の残土処分場を緊急点検することを明らかにしました。対象は,県知事の許可を必要としない処分場も対象とするとのことであります。福山市の対応についてお示しください。  

兵庫県の佐用町で多数の人命が犠牲となった豪雨被害の原因は避難勧告のあり方に問題があったように報道されていますが,本市の避難勧告及び避難指示は,現在具体的にどのような仕組みで市民周知をされるのか,お尋ねします。  

現在,地震など大規模な自然災害を想定して,全市に学区単位で自主防災組織が組織され,関係機関と連携した訓練が行われていますが,その組織状況と参加者数についてお尋ねします。  

これまで防災ガイドブックが各戸に配布されていますが,浸水ハザードマップなどを利用して自主防災組織により市民啓発を進めていく必要があると考えますが,御所見をお伺いいたします。  現在全国で住宅火災により多くの犠牲者が出ています。住宅用火災警報器の設置義務化期限は平成23年6月1日とされており,その普及に取り組まれていますが,本市の推進状況と設置率の現状について明らかにしてください。  

一般家庭への普及推進に向けて,本市独自の補助金制度を検討されてはと考えるものですが,いかがでしょうか。  サンピアの取得と活用策についてお尋ねします。  

先日議会においてもサンピア福山の取得に関する決議を行ったところです。本市が落札できれば,防災に関する施設の整備の充実や,以前より課題となっているばら公園,中央公民館跡地,緑町公園の一体的な整備が可能となります。ばら公園は本市の戦後復興のシンボルであり,100万本のばらのまちの実現に向け,一帯はシンボルゾーンとしての整備が望まれます。  

防災公園に予定している現在のテニスコートやプールを残してほしいとの声も聞かれますが,市民の声の集約はどのような方法を考えておられますか。  

また,中央公民館跡地が公園としての区域から外れれば,ばら会等が求める,跡地のばらミュージアム構想も検討可能となるのではないでしょうか,お考えをお聞かせください。  

ばら公園も,平成23年開催のばらサミットに向けてのトイレ改修等の整備が必要です。また,花を上方から見られるように展望台を設置する等,公園内に高低差をつけられてはいかがでしょうか。  

宿泊施設であるセンター棟の運営方式については民間委託で行うとの説明がありましたが,具体的な内容をお示しください。  

学校給食についてお尋ねします。  本年度中を目途に,新たな少量食材対応の学校給食献立作成システムの導入を決定し,そのことで学校給食メニューの地域割りが可能となりますが,地産地消,食育の観点から,どのようなメリット,デメリットがあるのか,お聞かせください。  

我が会派は以前より,地産地消の推進や地域で収穫されるしゅんの食材使用など,積極的に提案してきましたが,給食献立作成システムを導入しても,現在学校給食の食材は財団法人学校給食会を通じて食材を一括購入しており,きめ細やかな対応には難しいところがあると考えます。  

例えば,現在のルートで食材が購入できる地元産の食材は,収穫量と使用量から見て,クワイ,アスパラの2種類であり,米飯用の米については2カ月分の確保が限界と仄聞しています。このようなことから考えますと,旧神辺町で取り組まれていた,地元農家と直接契約し,規格外品の地元産も含めた使用など,その地域の食材を最大限使用していた経緯を参考にしてはいかがでしょうか。給食献立作成システム導入後の利点を生かす意味でも,旧神辺町同様に米や野菜の地産地消を進める必要があると考えますが,お考えをお聞かせください。  

二子塚古墳の整備についてお尋ねします。  

福山市の各地域に数多くの古代の古墳群が存在する中で,特に芦田川中流域の北部地域一帯には古代山陽道が通じていたため陸上交通の要衝で,政治,経済,文化が発展し栄えていたと伝えられています。  

駅家町の弥生ケ丘にある二子塚古墳は,県内最大の前方後円墳で,平成14年から4次にわたり発掘調査が行われ,その規模と発掘された遺物などから,6世紀末から7世紀の初頭につくられたとされている大和政権の統治にかかわった人物が埋葬されたものと推察されます。  

福山市教育委員会は,この貴重な文化財をかねてより文部科学省に国史跡に指定するよう申請されていましたが,ことし7月に国からの指定がなされたことは,大きな意義があり,また関係者の労を多とするところであります。  

今後,多くの見学者によって墳丘が破損するおそれがあり,区域内の歩道整備や駐車場整備,また案内板,説明看板の改善などを早急に整備する必要があると考えるものです。また,石室内部の早期公開に向けた整備はぜひとも必要と考えますが,安全対策を含めて,今後どのようなスケジュールで整備されるのか,お伺いします。  

現在,協働のまちづくりの福山の魅力づくり事業で,古墳ロード整備事業により,この地域の古代の魅力発見を目的として,古墳めぐりコースが設定されています。コースには案内看板と現地には説明看板が立てられていますが,各地の出土品などを写真パネルで説明し,見学者に興味とロマンを持たせる工夫などが必要と考えるものですが,御所見をお伺いいたします。  

教員免許更新制度についてお尋ねします。

教員の指導力向上を目的に,平成19年6月の教員免許法改正で,教員免許の更新制度導入が決定いたしました。幼稚園から高校までの教員が対象で,今年度から実施されています。いつ取得したかによって更新時期は異なるようですが,新聞によりますと,昨年行われた予備講習の修了者を除く約7万4000人が対象との報道がありましたが,福山市に対象の方は何人くらいおられるのでしょうか。また,対象者の受講状況を把握されていればお示しください。  

学芸大学のように,募集定員1万3000人という大規模な実施機関もあれば,インターネットによる受講も可能なようです。受講項目も多岐にわたるとのことですが,福山市内の対象者は,受講場所,受講項目ともに目的に沿った受講ができているのでしょうか。受講者の受けとめはさまざまで,勉強になったという意見もあれば,現場の教師ならば知っているレベルの話ばかりで意味がなかったという意見もあったと報道されていますが,受講結果の分析をされていますでしょうか。  

また,民主党はこの制度の見直しを掲げておられますが,今後の課題についてもお示しください。  

歴史教育についてお尋ねします。  日本史の授業において,昭和の歴史が十分に教えられていない時期がありましたが,是正されたと聞いております。昭和の歴史において,特にさきの大戦,大東亜戦争に関する内容は重要であると考えますが,福山ならではの歴史や出来事についてしっかりと教えていただきたいと考えます。  

例として,現在の緑町に陸軍歩兵第41連隊があったことや,大門町に海軍の水上機の基地があったことなどは余り知られておりません。小中学校においてしっかりと歴史の事実を教えるべきだと考えますが,いかがでしょうか。  

戦争体験の伝承についても,本市にも,被爆体験のある方,福山空襲の被災者の方,41連隊の生き残りの方,戦艦大和の生き残りの方等がおられますが,いずれの語り部の方も高齢化していますので,ぜひとも体験の伝承に積極的に取り組むよう求めるものですが,お考えをお示しください。  

そして,その歴史に学ぶ教育が再び子どもたちを戦場に送ることを防ぐことにつながり,福山の先人の戦いの上に現在の福山の平和と繁栄があることも知らなければなりません。つまり,さきの大戦を否定的にとらえるのではなく,歴史の英知に学ぶ材料として,福山出身の兵士の戦いや終戦後の東京裁判の不合理性についても教える必要があると考えます。御所見をお示しください。  

全国学力テストについてお尋ねします。  

ことしの4月に3回目の全国学力テストが行われ,その結果が8月末に都道府県単位で公表されました。この全国学力テストには,各方面からさまざまな意見があるようですが,結果をおおむね建設的にとらえて,学力向上に資しているように思っております。  

福山市においては,小学校6年生は国や広島県の平均より着実に学力がついていることが3回のテストで読み取れます。しかし,中学校3年生は,残念ながらこれまでとほぼ同様な結果と理解できます。中学校の結果について,学校訪問などでは,ちゃんと授業に位置づいて勉強しているように見えますが,実際はどうなのでしょうか。  

また,このたびの学力テストについて,小中学校それぞれ,教育長の見解をお伺いいたします。  民主党は,全国学力テストについて,毎年でなく,また抽出でもよいのではとの発言がありますが,地方には広域的に学力をはかる物差しがなかったとある教育長が述べているように,我々は,全校が参加することで当該校の内容が比較検討できるので必要と考えています。教育長のお考えをお聞かせください。  

以上で,1回目の質問を終わります。  

御清聴ありがとうございました。(拍手)

◎市長(羽田皓) 明政会を代表されました大田議員の御質問にお答えいたします。  

初めに,このたびの選挙結果及び民主党政権に対する思いについてであります。  

衆議院議員総選挙の結果,民主党を中心とした政権運営がなされることとなりました。今後政局は大きく転換するものと受けとめております。今後の動向を見きわめる必要はありますが,地方に不安や新たな負担を生じさせることのない仕組みづくりが行われるとともに,国民一人一人が安心して暮らすことができるよう,きめ細やかな政策が実施されることを念願いたしております。  

次に,提言活動につきましては,これまでも地方の実情や課題を直接説明するために関係機関に対し行ってきたものであり,今後もこうした提言活動は必要であると考えております。また,予算編成方針につきましては,今後の国の動向や新年度の財政見通しなどを把握する中で策定してまいります。  

次に,民主党マニフェストについてであります。  

鞆地区の再生,活性化に向けた総合的なまちづくりを進めるには,埋め立て架橋事業は,鞆地区が抱えるさまざまな課題を抜本的に改善するものとして欠くことのできない事業であり,大多数の住民が待ち望まれているものでもあります。このことから,凍結,廃止の対象になるとは考えておりません。また,こうした地域住民が長きにわたり望まれている事業を進めることは,まさに地域主権の確立につながるものであります。今後,住民とともに策定する鞆地区まちづくり整備方針に基づき,埋め立て架橋を初めとした鞆の再生,活性化に向けたさまざまな取り組みを積極的に進めてまいりたいと考えております。  

次に,補正予算の組み直しについてであります。本市の補正予算につきましては,現下の厳しい経済情勢に迅速かつ効果的に対応するため,国の経済危機対策に呼応して編成したものであります。現段階では,補正予算の組み直しの具体は示されていないことから,国の動向を注視する必要があると考えておりますが,国の財源を活用する事業につきましては適切に対応されるよう望むものであります。  

次に,今年度の税収見通しについてであります。固定資産税について,主要には設備投資が当初の予想を上回ったことなどに伴い約4億円増となるものの,個人市民税が,給与やボーナス等の支給状況から減少する見込みであります。また,昨年来の急激な景気の悪化以降,大企業においては在庫調整が進んでいるとの報道がありますが,依然として雇用,生産,輸出,個人消費等に大幅な改善があらわれない状況であることから,法人市民税についても減少が見込まれ,現時点では市税全体で当初予算を下回る状況と考えております。  

次に,公務労働拡大についてであります。  

第3次行財政改革大綱は,市民本位,成果志向,迅速性とコスト意識を基底に,限られた経営資源を最大限活用しながら,よりよい市民サービスを効率的,効果的に提供するという視点で策定されております。  

一方,公務労働拡大は,業務を検証し,市民ニーズにこたえる行政サービスを徹底的な現場議論と現場実践を通じてつくり上げるものであり,これを実施する委員会の活動は本市の行政課題の解決に資するものと裁判所の判断があったところであります。  

こうした市民サービスの充実を視点とした取り組みとともに,より効率的な業務執行を実践することで,多くの市民からの評価を得ることとなり,職員には働きがいややりがいの意識が生まれるとともに,職員の意識改革や資質の向上につながり,その結果として,職場の活性化や職員定数の削減,特殊勤務手当の見直し,調整手当廃止などの給与制度の見直しによる行財政改革の推進も職員の意欲を低下させることなく実施することができたものと考えております。  

また,市民との協働で行った道三川の剪定作業やそれに続く弁天島不法投棄クリーン作戦,ばら祭ごみ分別隊などの公務労働拡大の実績は,集中改革プランの重要な柱の一つである協働のまちづくりの分野においても,地域住民や各種団体からも高い評価をいただいております。  

このように,公務労働拡大の取り組みは,行財政改革に取り組んでいく上で,重要かつ有効な手法であり,行財政改革の推進に十分な成果を上げているものであります。  

次に,外郭団体の運営についてであります。  

財団法人福山市青少年育成事業団は,福山市自然研修センターの管理運営とあわせ,青少年の健全育成のための諸事業を企画推進していくことを独自の目的として設立したものであります。近年,家庭の教育力や青少年のコミュニケーション能力の低下などが指摘されており,自然研修センターでの野外活動や農業体験などの直接体験がますます必要とされており,青少年育成事業団による効率的な経営と専門性を発揮した運営に努めているところであります。今後も,財団法人のメリットを生かしながら,その公益性を発揮するため,新公益法人への移行を目指すこととしております。  

なお,本市におきましては,退職職員の専門的な知識やノウハウを外郭団体が必要とする場合に,そのような人材を外郭団体において採用するといった事例はありますが,いわゆる官僚の天下りとはその性格を全く異にするものであります。  

また,退職職員の再任用に関しましては,今日職員の大量退職が続く中で,長年の行政経験を有する職員の知識,経験を活用し,働く意欲と能力のある者を任用することが,行政の継続性を確保し公務の能率的運営に資する上で必要であると考えております。今後とも,地方公務員法に規定された再任用制度の趣旨にのっとり,計画的な任用を行ってまいりたいと考えております。  

次に,子ども議会についてであります。  将来を担う子どもたちが,市政に対する意見を提案することにより,地域や社会への関心や市民としての自覚を高めることを目的として開催するものであります。  

応募作文につきましては,環境,教育,福祉など5つのテーマで募集したところ,自分たちの住むまちをもっとよくするために,自分も積極的に参加したいという主体的,建設的な意見が大半でありました。また,選考につきましては,審査委員会において,応募の動機や提案内容の独創性などについて審査を行い,男子19名,女子27名,合計46名の子ども議員を選考いたしました。  

去る8月18日に実施をした第1回目の事前学習会では,環境,文教,福祉などの5つの委員会に分かれ,個々の意見や提案を集約するための議論を始めたところであり,今後2回の事前学習会を予定しております。  

10月31日の子ども議会においては,本市の次代を担う子どもたちの前向きで新鮮な意見や提案を大いに期待しているところであります。  

次に,国際交流についてであります。  

まず,親善友好都市等との国際交流につきましては,行政間の相互意思はもとより,経済や文化,スポーツ等,それぞれの分野での市民が主体となった相互の交流状況を踏まえながら推進していくことが大切であります。今後の各都市との交流のあり方につきましては,交流の経緯や相手都市の意向等を見きわめる中で対応していく必要があると考えております。  

本年度において親善友好都市提携30周年を迎えた大韓民国浦項市及び提携2年目を迎えたハワイ州マウイ郡とは,相互に緊密な連携を図りながら友情のきずなを深めてまいります。  

なお,民間団体等が実施している国際交流事業に対しては,これまでも必要に応じた支援に努めてきたところであります。  次に,後期高齢者医療制度の見直しについてであります。  

まず,後期高齢者医療制度のメリット,デメリットについてであります。本制度は,急速な少子高齢社会の進展の中で,国民皆保険制度を堅持し,医療保険制度を将来にわたり持続可能なものとするとともに,これまでの老人保健制度における課題を解消するため,高齢者世代と現役世代の負担の明確化を図り,ともに支え合う公平でわかりやすい医療制度とされたものであります。これまでの医療保険制度から独立した都道府県ごとの全市町村が加入する広域連合を設立し,広域化による保険財政の安定化や運営責任の明確化を図るため創設されたものと認識いたしております。一方では,制度発足時に,加入する医療保険が異なる被保険者が年齢のみで区分されたこと,さらには保険料の徴収方法や保険料負担にかかわって,高齢者を中心として不安と混乱が生じたところでありますが,制度開始以降,一定の改善がなされたところであります。  

また,廃止に伴う混乱を防ぐ対策につきましては,今後の国の動向を注視しつつ,広域連合とも連携をし,情報収集に努める中で,高齢者の特性に配慮をし,高齢者が必要とする医療を安心して受けられるよう努めてまいる考えであります。  次に,地域包括支援センターについてであります。  

まず,認知度についての本市の現状についてであります。2008年度平成20年度における地域包括支援センターの相談実人数はおおむね4万5000人と,3年前の制度発足時と比較して63%程度増加しており,地域での認知度も高まっております。引き続き,センター職員による民生委員の定例会,いきいきサロン,老人会等の各種地域行事への積極的な参加を通し,地域の各種団体との連携の強化に努め,認知度を高めてまいります。  

次に,具体的な強化策についてであります。本年度より,保健師等の専門職が本来の相談支援業務に取り組めるよう,事務担当職員の配置等に必要な委託料の増額を行ったところであります。こうした取り組みにより,高齢者の生活をサポートする地域支援体制の強化を図ってまいります。  

次に,新型インフルエンザ対策についてであります。  

まず,市内での新型インフルエンザの発生の状況についてであります。6月14日に1人目の感染確認後,6月17日までに3人の患者発生がありましたが,その後,国は,感染拡大の防止に努める方針のもと,発生患者の全数把握から集団発生の把握へと変更したところであります。  

市内の医療機関を対象に行っている発生動向調査によると,現在,発生は増加しているものの,流行の開始には至っておりません。また,これまでに,幼稚園,小中学校14施設で21人のインフルエンザの発症がありますが,学級閉鎖はありません。  

次に,正しい手洗いの方法と必要に応じたマスクの着用の啓発についてであります。感染拡大防止の対策については,子どもたちの健康を守る観点から,保育所,幼稚園,小学校,中学校などの状況に応じ,児童生徒のマスクや消毒剤を配付してまいります。感染の予防策としては,市広報やホームページなどを通じ,正しい手洗いやうがいを励行すること,せきエチケットとして必要に応じ正しくマスクを着用することについて,引き続き市民の皆様に啓発を行ってまいります。  

次に,感染拡大期の受診方法の徹底と医療機関の支援策についてであります。受診方法の徹底については,発熱相談センターの相談業務を継続するとともに,原則すべての医療機関で診察していることを,市広報やホームページなどを通じ,市民の皆様に周知啓発を行ってまいります。また,医療機関の支援については,今後は急激な感染拡大期における円滑な医療提供体制の確保が重要になると考えております。外来治療や入院の対応など,円滑な医療提供の体制に向けて,引き続き医師会や医療機関等と協議を行ってまいります。  

次に,休校や学級閉鎖の情報発信についてであります。現時点では,新型インフルエンザによる休校や学級閉鎖を行っている学校はありませんが,今後そうした事態となった場合には,正確な情報提供を行ってまいります。  

次に,産科・救急医師確保支援事業についてであります。

産科医の確保対策につきましては,国において,安心と希望の医療確保ビジョンに基づき,産科医療対策を初め,医師確保対策に取り組んでいるところであります。また,福山・府中二次保健医療圏域においても,今後福山・府中地域保健対策協議会の中で,産科体制の確保についての対策を協議する計画であり,本市としても,産科医の確保は緊急を要する課題であると認識をし,国の動向を踏まえつつ対策を検討してまいります。  

次に,今回新設を予定している産科・救急医師確保支援事業の中の救急勤務医手当分の助成対象医療機関の数は5医療機関で,医療機関の負担額は1200万円程度と見込んでおります。  

次に,がん検診推進事業についてであります。  

まず,がん検診の受診率についてであります。本市の2007年度平成19年度の受診率は,子宮頸がん検診17.0%,乳がん検診10.4%であり,また,2008年度平成20年度の受診率は,国の通知に基づき対象者数の算出方法を見直したため単純な比較はできませんが,子宮頸がん検診10.3%,乳がん検診6.1%となっております。受診率の低い原因といたしましては,がん検診の意義や目的が健康意識として十分浸透していないことが大きな要因であると考えております。現在,健康診査のお知らせの各戸配布や各種保健事業を通し,がんに関する知識の普及啓発を行っているところでありますが,さらに,受診率向上のため,電話による受診勧奨などに取り組むとともに,特に受診率の低い若年層に対しては,検診の意義,目的の理解が深まるよう周知啓発に努めてまいります。  

次に,国の経済危機対策事業の一つとして実施をする女性特有のがん検診推進事業についてであります。本市においては,本年6月30日現在の市民で,20歳から60歳までの5歳刻みの対象者2万8170人に対し,子宮頸がんまたは乳がん検診費用が無料となるがん検診無料クーポン券やがんに関する検診手帳等を10月1日に交付することとしております。  

クーポン券は,原則として福山市が現在契約している実施医療機関で利用していただきますが,市外での受診については,申し出により別途個別に医療機関と契約することで可能となります。他の市町の方が市内の医療機関で検診を受けられる場合も,クーポン券を交付した市町が医療機関と契約をした上で受診していただくこととしております。  

来年度以降の実施につきましては,国の動向を見きわめながら検討してまいります。  

次に,芦田川の水質問題についてであります。  

水質改善の目的は,環境基本法に基づく水質汚濁に係る環境基準の告示で明記されている,人の健康を保護し,生活環境を保全する上で維持されることが望ましい環境基準値の達成を目指すものであります。このため,清流ルネッサンスU変更計画において,住民意識の向上や住民参加のさらなる啓発を進めるため,ごみの量,水のにおい,透視度など,わかりやすい指標を設け,さらに水辺に近づきたくなる芦田川を目指してを目標に,官民挙げてさまざまな対策を講じ,水環境改善に努めているところであります。  

次に,芦田川河口堰の代替水源として高屋川浄化施設の浄化水を利用することについてであります。高屋川浄化施設は,水質悪化の原因の一つとなっている高屋川の燐を90%除去して,その浄化水を下流に流し,芦田川を浄化する目的で建設されたもので,工業用水への転用はできないと国土交通省から伺っております。  

次に,河口堰の開放方式の検討につきましては,堰の管理者である国土交通省の所管でありますが,本市といたしましては,工業用水の水源確保のためには河口堰が必要であり,開放は困難であると考えております。  

次に,太陽光発電の普及についてであります。  

中国電力のメガソーラー建設計画につきましては,太陽光発電普及のシンボルとして,市民,事業者への幅広い啓発効果が期待できることから,引き続き事業者と協議していく中で,国の補助金確保等に向け,広島県との連携も図り,市としてできることは支援をしてまいります。  

次に,家庭用太陽光発電設備の普及状況についてであります。8月までの家庭用太陽光発電システム設置費補助の状況は,補助件数156件,補助金総額約1100万円であり,昨年度と比較して,件数で42件,補助金額で約350万円の増加であります。また,モデル地区につきましては1件,無利子融資につきましては24件の申請状況であります。引き続き,新エネルギー,省エネルギーの普及啓発,とりわけ太陽光発電システムの普及に努めてまいります。  

なお,太陽熱温水器などの新たな補助制度については,現時点では考えておりません。  

次に,旧福山市箕沖清掃工場解体工事についてであります。

 まず,工事の進捗状況についてであります。現在工事用の進入路等の準備工事を実施しているところであり,今後,ダイオキシン類の除染工事を行った後,建物の解体工事を実施してまいります。  

また,ダイオキシン対策につきましては,ダイオキシン類ばく露防止対策要綱に基づき,密閉工事や湿潤化,大型集じん機による飛散防止等,十分な安全対策を実施してまいります。  

次に,自転車通勤の取り組みについてであります。  

自転車の活用は,CO2の削減など地球温暖化防止に有効なものであり,職員みずからが自発的にベスト運動などに参加することにより自転車通勤の促進が図られるよう今後とも意識の向上に努めてまいりたいと考えております。  

次に,公用車として電動アシスト自転車の導入についてでありますが,現在のところ導入は考えておりません。  

次に,幼児2人同乗用自転車,いわゆる3人乗り自転車購入費の一部助成についてであります。自転車利用の促進は環境問題などに有効と考えますが,当面は安全性や流通状況等を見守っていく必要があると考えております。  

次に,水道・下水道処理における磁気処理装置の導入についてであります。  

磁気を利用した処理技術につきましては,理論や効果など未解明な部分が多く,現状では上下水道の水処理方式として導入の考えはありません。  

次に,農業振興,担い手育成についてであります。  

新規就農者には,栽培技術や経営管理技術を身につけることが必要であり,園芸センターにおいて農業担い手研修などを行っておりますが,就農者の定着を図るためには,収入,農地の確保面からも園芸産地内の農家での研修が効果的であると考え,県,農協,生産者組織と連携を図り,園芸産地内における新規就農者研修にも取り組んでいるところであります。  

次に,企業参入拡大に向けた取り組みでありますが,非農家の就農希望者と同様,栽培技術,営農計画や農業生産法人設立などについての相談対応を行っており,今後とも指導を行ってまいります。  

現在,耕作放棄地の解消や地域農業の活性化を図るため,集落法人の設立と運営の支援をしているところでありますが,新規就農者,定年退職者の受け入れが見込まれることから,今後とも支援をしてまいりたいと考えており,福山市が出資しての農業生産法人設立の考えはありません。  

次に,民主党の農業の戸別所得補償制度についてであります。本制度は,食料の国内生産の確保及び農業者の経営安定を図り,食料自給率を向上させ,農業の多面的機能を確保することを目的に創設をされますが,現時点では詳細は明らかになっていない状況にあります。制度導入に当たりましては,農業の再生と食料自給率の向上が前提になると考えております。  

次に,災害対策についてであります。  

土砂の埋め立てについては,広島県が,2004年平成16年に土砂の適正処理に関する条例を制定し,2000平方メートル以上のものに規制を行っております。  

このたび,広島県においては,土砂条例の許可済み箇所及び2000平方メートル未満で市民等から情報提供のあったものについて,緊急点検を実施され,現地を確認するとともに,必要な指導を行っていると伺っております。  

本市についても,市民等からの情報提供があった場合は,広島県へ連絡をし,必要に応じ広島県とともに対応を図っているところであります。また,廃棄物処分場の安全確認につきましては,定期的な立入検査やパトロールによる監視,指導を実施しております。  

次に,避難勧告,避難指示についてであります。本市では,市民の安全を最優先にし速やかな避難行動を促すため,地域防災計画及び風水害対応マニュアルに避難勧告・指示の発令基準を定めております。市民への周知につきましては,市や消防局,消防団の広報車による周知や自治会連合会の連絡網の活用,防災行政無線,有線放送など,さまざまな手段を通じ住民へ伝達をしてまいります。  

次に,自主防災組織についてであります。自主防災組織は,共助としての地域防災活動を担うもので,現在市内80学区・地区のうち74学区・地区で結成されております。活動状況につきましては,2008年度平成20年度中,計42回,9244人が参加されて,通報,消火,避難訓練,救護訓練,炊き出し訓練などの個別訓練を行うほか,大規模な災害を想定した総合的な訓練を消防団,地元住民と合同で実施されております。  

災害による被害を軽減するためには,地域住民の自助,共助による初動対応が最も重要であります。これまでも,被害の発生が予測される場合に市民一人一人が適切な避難行動をとれるよう,自主防災組織の要望に応じ,防災ガイドブックやハザードマップを活用した出前講座を実施するなど,市民啓発に努めているところであります。引き続き,自主防災組織など地域と連携をし,地域防災力の向上に取り組んでまいります。  

次に,住宅用火災警報器の本市の推進状況と設置率の現状についてであります。普及啓発の取り組みにつきましては,広報紙や全世帯へのリーフレットの配布,街頭普及設置促進キャンペーンなどを実施しているところであります。また,防火座談会など各種行事において実演による啓発活動や,防火協会と連携をして住宅用火災警報器設置モデル地区を設立し,早期設置の推進をしているところであります。  次に,設置率についてでありますが,アンケート調査結果をもとに総務省消防庁が発表した2009年平成21年3月時点の推計では,本市の設置率は43.7%であり,全国的にも高い水準となっております。  

今度とも,引き続き,関係団体などと連携をし,あらゆる機会を通じ,早期設置に向けて取り組んでまいります。  なお,単市制度として,65歳以上のひとり暮らし世帯や寝たきり高齢者のいる世帯に対し,住宅用火災警報器を支給いたしております。  

次に,サンピアの取得と活用策についてであります。  既存施設の利活用については,防災公園としての機能,とりわけ災害支援機能を強化していく上で支障がない範囲内で,落札できれば,その後,広く市民の意見を聞く中で,方法等も含め検討してまいります。  

また,ばらの博物館については,財源の手当て等の課題もあり,現段階では整備することが困難であると考えております。  

次に,ばら公園の施設整備についてであります。ばら公園は,市民はもとより,県内外からも多くの観光客が訪れる公園であり,今後とも来園者がより快適で安心・安全に利用いただけるように取り組んでまいります。  

センター棟部分につきましては,市の中心部にある宿泊・集会用の中核的施設としての存続要望もあり,当面事業を継続してまいりたいと考えておりますが,運営の具体につきましては,落札できれば,その後検討をしてまいりたいと考えております。  

以上で,明政会を代表されました大田議員の御質問に対する答弁といたします。  

教育行政につきましては,教育長から答弁をいたします。 ◎教育長(高橋和男) 教育行政についてお答えいたします。  

初めに,学校給食についてであります。  

これまでの全市共通の統一献立を改め,来年度から地域別献立を導入する準備を進めているところです。そのメリットは,地域の特産物を生かした献立の提供や収穫量の少ない農産物の有効活用など,食育や地産地消の推進につながることであります。デメリットとしては,季節や食材によっては調達コストが高くつくことが考えられます。  

次に,食材の調達方法についてであります。米は,広島県学校給食会を通じて,1,2月は市内産米を,3月以降は神石高原町産米を購入しております。なお,本年度から,農協との連携による学校給食地産地消推進ネットワークを発足させて,野菜などの地場産物の積極的な使用に努めているところです。  次に,二子塚古墳の整備についてであります。  

国史跡の指定を受けたことを機に,保存のための手だてを充実させるとともに,市民の学習の場,憩いの場となるよう,総合的な整備に努めることとしております。  

整備方法やスケジュールにつきましては,学識経験者や地元関係者などで構成されている二子塚古墳保存整備指導委員会において,墳丘や石室の公開方法,遊歩道,アクセス道の設置などについて御審議いただき,保存整備計画を策定してまいる考えであります。  

次に,古墳ロードにつきましては,これまで,説明板の設置やリーフレットの作成を行い,学校の総合学習や地域のウオークラリー,公民館活動などで利用されているところであります。今後は,二子塚古墳の周辺整備事業を実施することで,古墳ロードの充実に資してまいりたいと考えております。  

次に,教員免許更新制についてであります。  

本市の今年度の対象者は171名で,8月末までに更新講習を受講した者は141名です。なお,その約9割は広島県及び岡山県の大学で受講しており,通信教育を活用した者もいるところです。  

これまで受講した者からは,講義内容が充実しており大変よい研修ができた,先着順や定員などの関係で希望講座が受講できなかったなどの意見が寄せられているところですが,初年度の取り組みがなお継続中であり,本制度の課題については,今後の実施状況をより詳しく把握する中で整理してまいりたいと考えております。  

次に,歴史教育についてであります。  

小中学校社会科などでは,身近な地域の歴史や具体的な事象を取り上げ,児童生徒の興味,関心を高める中で,時代の様子を実感させながら歴史学習を行っております。  

各学校では,8月の登校日などに,福山空襲や被爆体験などをテーマとした写真パネルやビデオ教材,戦争体験談などによる平和学習に取り組んでおります。また,本市の小学校社会科研究会が編集した副読本「わたしたちの福山」で,親善友好都市であるタクロバン市には,第2次世界大戦で福山から戦争に行った人がたくさん亡くなっている歴史があることを学んでいます。本市作成の平和学習資料「このいのち みんなのいのち」や「人権と平和を求めて─遺跡は語る,命の尊さ─」などには,福山空襲,福山海軍航空隊や陸軍歩兵第41連隊などのことが記載されており,小中学校などで教材として活用しております。  

福山市人権平和資料館には,福山大空襲の実相と戦時下の暮らしが常設展示されており,多くの幼児,児童生徒が見学に訪れています。また,毎年リーデンローズで開催の8・8市民平和のつどいでは,戦争体験者の話を親子で聞く姿が見られています。  

こうしたさまざまな教材や学習機会を活用して,歴史の真実を教え,今日の平和が多くの人々のとうとい犠牲の上に築かれていることを学ばせることは,平和で民主的な国家,社会の形成者としての自覚を育てる上で大切なことであると考えております。  今後とも,児童生徒に対しては,学習指導要領に基づき,本市の歴史や貴重な遺跡などの有効活用を図り,適切な教育に努めてまいります。  次に,全国学力調査についてであります。  

本年度の小学校は,全国平均はもとより,4種目中3種目が県平均を上回る好結果となっております。具体的には,国語Aは73.3点で県平均を0.4ポイント,国語Bは54.0点で0.2ポイント,算数Aは82.0点で0.7ポイント,それぞれ上回っています。算数Bは56.1点で0.5ポイント下回っています。総合すると,昨年度5.6ポイント県平均を下回っていた4種目の合計点は,今年度0.8ポイント上回っております。  

体力テスト結果も,昨年度大幅に改善しており,知・徳・体の調和のとれた向上が見られていると受けとめています。  小学校については,これまでの教育研究を中心とした学校経営を継続することが重要であると考えております。  

一方,中学校は,引き続き厳しい結果となっております。具体的には,国語Aは76.8点で県平均を0.8ポイント,国語Bは72.7点で2.1ポイント,数学Aは60.2点で2.7ポイント,数学Bは53.4点で2.8ポイント,それぞれ下回っております。  

今年度からの中学校学力向上対策事業によって,複数の学校が連携し,国語,数学,英語を中心とした学習指導の内容や方法について実践的な研究をより進め,その成果を各校へ普及してまいります。また,先日,中学校校長会と協議をし,9月末までに正答率に課題のある問題に対する授業改善策を示す,生徒の学力や生徒指導上の課題に応じて学校をグループ分けし課題解決へ向けた定期的な協議を実施する,特に生徒指導課題の大きい学校を対象に地域の支援と教育委員会の直接指導を継続する,部活動の充実を図るなどして,知・徳・体の調和のとれた教育を充実させるなどの方針を確認したところであります。  

今後とも,公立学校教育の信頼確立に向けて,全力で取り組んでまいります。  なお,児童生徒の学力・学習状況を正確に把握,分析し,各学校や教育委員会が取り組みの成果と課題を検証し,その改善を図ることは引き続き必要なことと考えております。  

以上,教育行政の答弁とさせていただきます。

大田祐介

それでは,ただいまの答弁を受けまして,2回目の質問をさせていただきます。  

市長の新政権に対する思い,いろいろ聞かせていただきました。市長も答弁述べられましたように,地方の行政が停滞しないように,市民生活に混乱が生じないように,ぜひとも取り組んでいただきますようにお願いをいたします。  

続きまして,公務労働拡大についてでございますが,行財政改革に十分な成果を上げておられると御答弁がありました。全くすばらしいことだと思いますけども,若干気になるのが,労使協調という原則といいますか,スタンスがあろうかと思うんですけども,やはり,その労使というのは一定の緊張感も必要ではないかと思います。そのような一定の緊張感をどのように保っておられるのか,その点をお示しください。

それから,外郭団体については,行政経験者の方の能力といいますか,持っておられる知識とか経験,財産はもちろん評価するものでございますけども,外郭団体等におきましては,特に営業とかマーケティングとか人脈とか,そういったものも相当必要だろうと思うんです。そういう点では,民間の方もその点にすぐれた方がたくさんおられますので,そのような人材の登用についてはいかがお考えでしょうか,お尋ねをいたします。  

それから,国際交流についてでありますけども,タクロバンとの交流が最近ちょっと疎遠になっておりますけども,教育長の答弁にもありましたように,福山の出身の方が大勢タクロバンで亡くなられたと,そういった歴史的な経緯がこのタクロバンと福山市との交流の原点にあろうかと思いますので,そういった点を,学校教育では取り組んでおられると伺いましたけども,社会教育においても取り組んでいただきたい。  

私どもも,この質問を会派で検討した際に,我が会派の三谷議員から,当時の41連隊の練兵場の様子であるとか,福山空襲の惨状であるとか,そういったことをお話ししていただいて,私どもは全くそういったことを知らずに生活しているということを本当に恥ずかしく感じました。そういったことで,このタクロバンとの交流,そういった意味を含めて今後交流を継続していけるように,これは要望しておきます。  

それから,地域包括支援センターについてでございます。ことしから事務職員を配置できるような支援策,強化策が取り組まれておるということは知っておるんでございますが,専門職の3人のうちの1人が保健師もしくは経験のある看護師となっております。実際は看護師の方が多いんではないかと,しかも,十分経験のある,力量のある保健師さんが配置されている地域包括支援センターというのは実際は少ないのではないかと思います。その実情をどの程度把握されているのか,お尋ねをいたします。  

つまり,支援センター間での力量の差というのも相当あるように伺っております。それはやはり専門職の力量の差であろうかと思いますので,そのあたりの実情について御承知であればお聞かせをお願いします。  

それから,インフルエンザ対策でありますが,手洗い,せきエチケットの徹底ということでございます。  

手洗いというのが,一般の方のイメージする手洗いというのと,医療機関で言う感染防止策としての手洗いというのはもう全く違うんであります。医療機関での手洗いというのは,本当に勢いがよくて飛び散るぐらいの勢いのある流水で,手首からもう指の一本一本まで20秒ぐらいかけて洗うんです。これをしないと感染防止対策にはならない。こういうことを,市役所の入り口ではできませんけども,学校現場ではできるはずなんです,各校舎に手洗い場がありますのでね。そういったことに取り組んでいただきたいという,そういう指導をしていただきたいということと,マスクも,6月のころにはマスクをしてないと建物に入れないとか,いろんなマスクパニックといいますかね,そういったことがありました。そういったことがこの秋から冬にかけて起こらないような,そういう施策を考えていただきたいということであります。何かお考えがあればお聞かせをください。  

それから,産科・救急医師確保支援事業についてでありますが,国,県は当初予算でこの事業を組まれておったわけでありますけども,本市はこの9月補正予算で計上ということで,これだけ全国的に大問題になっている割には,ちょっと対応が遅いんじゃないかなという気がするわけでありますけども,それはそれでいろいろ事情があるんでしょうから,今後とも早期な取り組みを,これは要望しておきます。  

それから,二次救急医療機関の補助については,11病院中5つの病院がこの制度に対応するというような御答弁がありましたけども,約半分の医療機関しか手を上げられなかったというその理由なんですけども,いろいろあろうかと思います。一つは医療機関の負担分が負担なんではないかとか,いろんな理由があろうかと思いますけども,それをどの程度把握されていますか,お聞かせください。  

それと,せっかくのこの制度が十分生かされない,その現状に対していかがお考えか。本市としての独自の上乗せであるとか,それを補てんするような施策であるとか,そういったお考えはないんでしょうか,お尋ねをいたします。  それから,芦田川の水質についてでありますが,御答弁に,人の健康を維持するに資する水質を目指すというようなお答えがございました。全くそのとおりであります。ただ,私先週の土曜日に芦田川横断水泳大会というのに参加したんですね。これ新聞等で報道されましたから御存じかもしれませんけども,実はこれ私が企画いたしました。いろんな方に声をかけたんですけども,芦田川なんかで泳いだら病気になると,とんでもないと,そういう反応がほとんどだったんです。実際私は泳ぎましたけども,このとおり健康でございます。そういった市民に対する誤解が,ワーストワンという言葉の誤解が相当広まっておるんですね。まさに,先ほど御答弁にあった人の健康を維持するとか守る以前の問題のように感じるわけです。透明度も,自分の伸ばした手の先がやっと見える程度,ですから透明度1メートル,そういった状況であります。さまざまな啓発や報道をされていることは十分承知はしておりますけども,ワーストワンという言葉のイメージの悪さに対して,何かその誤解を解くような取り組みが必要ではないかと考えるものですが,お考えがあればお聞かせをお願いいたします。  

それから,太陽熱温水器の補助は考えておられないということでございましたけども,我が家はソーラーパネルも太陽熱温水器も両方つけておるんですが,太陽熱温水器の方が日々生活をしててすごく役立つ感覚が高いんですね。そういったことで,最近随分安くて性能のいいものがたくさん出ておりますので,ソーラーパネルだけではなくて,太陽熱温水器の補助についても検討いただきたい。多くのまちがこれに取り組んでおられますので,これは要望しておきます。  

それから,旧箕沖の清掃工場の解体についてでございますが,これはダイオキシン対策等,非常に大切なことだと思うんですが,先日地元に対して説明会が開かれたと伺っておりますけども,地元からどのような要望が出たのかお聞かせいただきたいのと,私,文教経済委員会に所属ですが,その際に配られたような資料というのはまだ目にしておりません。なぜ所管委員会に対してそのような詳しい解体工事に対する説明が行われないのか,その点もあわせてお聞かせをお願いいたします。  

次に,自転車通勤の取り組みについてですが,自発的に職員が取り組まれるというお話でありましたけども,例えば,きょう皆さんがここに集まられるに当たって,消防局とか水道局とか保健所とかから来られていると思うんですけども,2キロあるかないかの距離でございます,でも,皆さん多分車で来ておられますね。なぜ,こういった取り組みをやりますと言いながら,皆さん管理職が自転車で来るということに取り組まれないのか。今後とも御検討いただければと思います。やはり,トップに立つ者が率先してそういったことに取り組んでいただきたいと私は考えるものです。  

それから,水道・下水道処理における磁気処理装置の導入については,未解明な部分が多いということで,あっさり終わってしまったわけですけども,確かに化学式等では説明できないことであろうと思うんですけども,私も,旧神辺町が取りつけられた誠和団地の排水処理施設に伺ったんですけども,かなりきれいな排水処理水が出ておりました。これ,多分旧神辺町の議員さんはみんな知ってると思うんですけども,そういったちゃんと効果が出ている,けど科学的な原因とか理由というのは不解明な部分もある,それはわかるんでありますけども,やはり結果を重視して,これ,そんなに高いものじゃありませんから,ランニングコストもほとんど要りませんので,研究,検討する価値があると思うんですが,これ,いま一度,未解明な部分が多いの一言で切らずに,じゃあどうしてそうなのか,もう少し答弁をお願いしたいと思います。  

それと,農業振興についてであります。  

農業振興についてさまざま取り組んでおられることは評価しておりますけども,単に農業振興ではなくて,農村振興に取り組んでいただきたいと思うんですね。私山野町にちょっと畑を借りて大豆や落花生をつくっておるんですけども,山野町なんかに行けば,畑を借りたいと言えば,どうぞどうぞ自由に幾らでもやってくださいっていうぐらい,使用料も要りませんと,そういった世界なんです。なぜかというと,物すごい高齢化が進んでて,80歳,中には90歳という方が農業をされている。そういった現状で農業振興といっても無理です。ですから,農業振興と農村振興をあわせて取り組むべきではないかと思いますが,お考えをお聞かせください。  

それから,災害対策でありますが,残土処分場とかは定期的なパトロールを実施されているということでありますけども,私の聞くところによりますと,産業廃棄物の処分場とか残土処分場については危険なところもあるんじゃないかという話も,山野とか広瀬とか芦田の方にそういう処分場があるんじゃないかという話も聞いておりますので,十分なパトロールをお願いしたいと思います。  

それから,災害時の要援護者の件なんですけども,避難勧告や指示に関連して,災害時要援護者のリストの作成が行われております。その方について民生委員の方が調査や確認をしている状況だと思うんですけども,中には,その調査を担当しておられる民生委員さんが,調査内容を十分理解されておられなくて,我々に逆にその話を,調査方法を尋ねられるような場合があるんですね。調査方法について十分な周知をしていただいて,再度調査の徹底が必要ではないかと考えるんですが,いかがでしょうか。  

それから,サンピアの件ですけども,防災公園を整備される中に,先ほどから何度も申し上げている41連隊があった場所でありますので,何らかの記念碑といいますか,ここに41連隊があったんですよというようなあかしをその防災公園の一部に整備していただければいいんではないだろうかと考えております。これは要望をしておきます。  

次に,二子塚古墳についてですが,学識経験者による委員会で今後の整備方針を検討するという御答弁でありました。これは委員会でも述べたんですけども,この二子塚古墳というのは,もう何十年も放置されたと言ったら怒られるかもしれませんが,古代石室があると言われていながらも,それが十分生かせていけなかった経緯があるわけですから,それは早急に石室を常時公開できるような,早期なスケジュールを検討していただくように要望しておきます。  

それから最後に,歴史教育についてでありますが,さまざまな歴史を折に触れて教えておられるというのはよくわかりました。質問の中に,東京裁判についても教えてほしいという質問項目があったわけですけども,事実は事実として教えていただきたい。例えば,サンフランシスコ講和条約の第11条に基づいて,東京裁判で日本を裁いた11カ国の戦勝国の了承を得て,全戦犯の名誉回復を国会で満場一致で議決したという経緯もあるわけですね。ですから,今法的にはA級戦犯というのは存在しないんです。そういったこともちゃんと教えておられるのか,これは再度お尋ねをして,2回目の質問を終わらせていただきます。 ◎総務部長(廣田要) 公務労働拡大についてのお尋ねであります。  

公務労働拡大につきましては,市が進めていきます業務につきまして,労使互いに議論し合いながら進めてまいりまして,大きな成果が上がっております。  

労使間で,例えば労働条件等の議論は,互いに緊張感を持って対応しているところでございます。  

それから,外郭団体への民間の人材の任用ということのお尋ねでありますが,各外郭団体におきましても,職員の年齢構成,退職等で変わってまいります。今後,財団のあり方等を検討しながら,その採用については考えていきたいというふうに思っております。

◎長寿社会応援部長(奥田龍男) 地域包括支援センターにおけます保健師等の配置についてのお尋ねでございます。  

手元には今実数を実は持ち合わせておりませんけれども,保健師の半数以下ではなかろうかなというふうに認めております。  

力量差について問題があるんではなかろうかというふうなお尋ねでございますけれども,3職種につきましては,それぞれが役割を持っておりますけども,お互いに補完し合って業務を執行できるというようなこともあります。それぞれが研修を重ねております。地域のケース会議とか,あるいはケアマネの交流会,そういったところで研修を重ねて対応できるように努めておるとこでありますし,市におきましても,定期的に連絡会議を設けまして,そういった情報提供をする中で対応しているところでございます。  

以上でございます。

◎保健部長(佐藤眞一) まず,新型インフルエンザにかかわりまして,正しい手洗いの啓発ということでございます。  

これまで保健所といたしましても,さまざまな機会に市民の皆様に正しい手洗いの励行を含めまして,感染予防策というものの啓発を行ってきたところでございます。先ほど医療機関での手洗いといったようなことも御紹介をいただきましたが,今後手洗いの励行というのが非常に大切であるという認識は当然私ども持っておりますので,効果的な手洗いの方法といったようなことも含めて市民に啓発をしていきたいというように考えております。  

それから,マスクについても,これ,発症した人がマスクを着用することによってほかの人に感染をさせないといった,そういった効果というのは認められておりますので,国のガイドラインにもこれは出ている対応方法でございます。状況に応じた必要なマスクの着用という,そういった視点で今後も市民の皆様への啓発といったものを進めてまいりたいというふうに考えております。  

次に,産科・救急医の確保支援事業にかかわりまして,二次救急医療のいわゆる救急医の見込みの医療機関数が5つであるということのその理由ということでございました。この制度の運用に当たりまして,当初広島県が各医療機関に意向の調査をしております。その中でこのような結果が出てきたということではありますが,この救急医の支援事業を利用する場合は,就業規則などによりまして手当の増額とかあるいは新設を行うといったようなことが要件になっておりますので,これ,私どもの推測でございますが,病院の事情で制度の利用を見送る医療機関があるのではないかというように考えているところでございます。  

それから,本市としての上乗せの考え方という御質問でございます。  

この医師確保対策につきましては,一つの自治体だけでの施策では対応というのが非常に困難な,大きな課題でございます。したがいまして,国,県と連動した施策の展開といったものが必要になるというふうに考えております。このたびのこの新しい制度の新設というのもそのような考え方で実施をしていきたいというように考えているところでございます。  

また,市の医師確保対策としまして,例えば救急医の確保につきましては,これまで,医師会等と協議をいたしまして,二次救急の病院をふやすといったような取り組みもしたところでございます。救急医療が疲弊をしているといったような状況にあわせまして,今後救急医療に関するシンポジウムを開いたり,市民に救急の現場の実態を知っていただくためのパンフレットを配布したりといったような取り組みを今後していきたいというふうに考えております。こういうような取り組みを積み重ねることによりまして救急医療における医師の負担軽減を図っていくことも地域の医師確保対策につながるというふうに考えているところでございます。  

以上でございます。

◎環境部長(松浦良彦)

芦田川の環境問題にかかわって,36年連続ワーストワンという不名誉な記録ということでありますが,昭和48年から芦田川の7カ所の平均値で河川の計測が始まっておりますが,昭和48年当時はBOD2.91であります。平成20年が2.1と,若干ながら改善の傾向にあります。芦田川のことにつきまして,このBODの単純平均で連続ワーストワン36年ということでありますが,国土交通省の方も,近年人々が川に触れるという機会が多いということから,単純平均ではなしに,多様な視点で評価するということで指標を考えております。そういうことで,平成17年から試験的に新たな視点で評価をするように行っておりますし,芦田川マネジメントセンターにおきましても,さらに水辺に近づきたくなるような芦田川を目指してということで,新たな目標を掲げまして芦田川の水質改善に努めているところであります。  

それから次に,箕沖清掃工場の解体工事にかかわります地元要望ということでありますが,先月来,箕島学区の町内会連合会,それから箕沖の団地協議会の方へ説明に参りました。そこで出された地元要望はございません。十分な安全対策で実施してもらいたいという意見であります。  

以上でございます。

◎下水道部長(松浦昭夫) 

下水道処理における磁気処理装置の導入についてでありますが,下水道技術を民間企業が新たに開発した場合は,財団法人下水道新技術推進機構というものがありまして,この機構がその技術を審査して,広く全国に円滑に導入するためにこれを審査しております。ただいまこの機構では,磁気処理装置についてはまだ審査,証明されておりません。それから,今現在審査の申請が出とるかどうか確認しましたところ,まだ現在は出ておりません。ですので,ここの機構で審査,証明が得られましたら,その後検討していきたいと思いますんで,よろしくお願いします。

◎経済部長(小川雅朗) 

農業の振興につきまして,これを農村の振興にもつながるように進めてはということでございますけれども,現状におきまして耕作が行われていない農地,山野の例が出されましたけれども,こういった農地を有効に活用していくこと,あるいは耕作放棄地,こういったものにおいて農業を行っていくことというのは,当然,農業振興を下支えするということの中で農村の振興にもつながっていくものというふうに考えており,重要なことであるというふうに思っております。  

こういったこともありまして,国においても,先般の法改正によりまして,行政あるいは農協といった公共的な団体が,そういった耕作が行われていない農地の情報,これを集約する中で,これを地権者の方々の委任を受けるというような形でまとめてあっせんをしていくというような仕組みづくりというものが示されております。今後,こういったことをベースとして,関係機関とも連携を図る中で取り組みを進めてまいりたいというふうに思っております。

◎学校教育部長(飛田洋悟) 

まず,新型インフルエンザにかかわりまして,学校での手洗いの指導ということがございました。  このことにつきましては,先ほど議員がおっしゃられましたような手洗いの仕方,これを,6ポイントの絵入りで具体的に,流水で丁寧に洗っていくんだという方法を示して,指導しているところでございます。  

続きまして,歴史学習についてであります。  

中学校の教科書の中には,サンフランシスコ平和条約でありますとか極東国際軍事裁判等についても記述をされておりますので,学習をすることになっております。先ほど答弁いたしましたように,学校においては学習指導要領にのっとって行っているところでございます。  

以上であります。

◎福祉部長兼福祉事務所長(山岡孝幸) 

先ほど災害時要援護者の取り組みにつきましての御質問がございまして,現在,私ども,民生委員の皆様方に,災害時要援護者の名簿の作成と,そして個別避難支援プランの作成に同意するかどうかということにつきましてお願いをして,調査をしているところでございますけれども,先ほど民生委員の方々の中にはその周知が徹底してないんではないかということがございましたけれども,私ども,民生委員の皆様方に対しましては,昨年の12月以降数回にわたって民生・児童委員の連絡協議会を通じて行ってきましたし,本年7月にも,各民生委員の方々に調査マニュアルというものを配付いたしまして,統一的な取り扱いについて資料をお出しし,そして8月の定例会においても,調査用名簿を配付して,実際の中身につきましても説明をしてまいりました。また,個別のお問い合わせにつきましても,その都度回答させていただいておりますけれども,今後におきましても,全市的な取り組みになりますよう,そういうものにつきましても今後取り組みを深めて,周知が徹底していきますよう取り組んでまいりたいというふうに思っております。

◎企画総務局長(内田亮) 

外郭団体のことにつきまして,補足をさせていただきます。  

本市外郭団体,総務部長申し上げましたように,設立の趣旨というのは,本市の業務と密接に関係ある業務というようなことで,連携をとって行っているところであります。こうした中で,外郭団体の採用に当たりましては適材適所を基本とした採用がされるものと考えております。  

以上です。

 

大田祐介

それでは,3回目の最後の質問をさせていただきますが,箕沖の清掃工場の解体については,地元の要望がなかったという,ちょっと私が聞いた話とは違うんですけども,所管委員会に報告がなかった件も御答弁なかったんで,これはまた後の常任委員会で説明をいただければと思っております。  

最後に1点だけ,芦田川の水質の問題についてお尋ねしたいと思うんですが,環境部長答弁ありましたように,BOD2.9から2.1に長年かけて改善されておると,それは私も感じております。いっときウインドサーフィンをしていたりヨットをしていた方がおられましたけども,その当時はかなり汚かったと聞いております。今はまあまあ,BOD2.1ですか,といっても中国地方の13本の1級河川の中ではもう断トツに,12位と13位の間は差があるんです。断トツのワーストワンであるということですね。しかも,私が先日泳いだ河口周辺はBOD8とか9なんです。環境部長言われたように,平均して2.1であるということ。  

ただ,BODというのはあくまで富栄養化の指標であって,水銀とかカドミウムとかダイオキシンとか,そういったものが含まれているというわけではありませんので,重金属汚染とは全く違うということが市民には十分周知されていないということを言っておるんです。何か芦田川の水に触れたら病気になるんじゃないかとか,そういった誤解を解くにはどうしたらいいんでしょうかという質問をしたわけですけども,それに対する御答弁はありませんでした。  

これについては,やはり政策的な判断が必要だろうと思うんで,よかったら市長,副市長に御答弁をいただきたいんですけども。やはり,下水道も今はどんどんやっております,年間40億円ぐらいかけて普及率を年間1%ぐらい伸ばしておりますけども,それによって芦田川の水質が劇的に改善したという話はありませんし,流域住民の方も社会実験等を通して生活排水の低減も取り組まれておられます,これもなかなか成果が上がっていない,一時的な成果に終わっている。節水等も随分されております,福山市は過去何度も渇水がありましたのでね。  

そういうな中で,抜本的な解決策というのは,やはり,河口堰を開放して,汽水域とか河口の干潟を復活,再生させることだと,これは環境についてちょっとかじったことのある人ならみんなそう言うわけです。そういったことに,きょう,あす取り組むというわけにはいきません。ただ,堰の開放方法についても,弾力的放流というのも堰のコントロールの一種であります,先ほど私が言ったようなコントロールタイド方式とかサージバリア方式とかいろいろあるわけですから,そういったことを,これから20年,30年先になるかわかりません,堰の開放に向けてそろそろ研究,検討を始めてもいいんじゃないでしょうかということを申し上げたいわけです。そのための代替水源が例えば高屋川浄化施設等にあるんではないでしょうかということ,一つの提案でありますので,何度も申し上げますけども,あすあけてくださいと言ってる話じゃありませんので,今後研究,検討をぜひお願いしたいわけですけども,市長,副市長のお考えをお聞かせお願いいたします。

◎環境部長(松浦良彦) 

芦田川は36年連続断トツではありません。吉井川と0.1違うだけであります。  

それから,先ほど御答弁申しましたように,これは単純なる,BODの単純評価であります。国土交通省の方も平成17年から,新たな指標ということで,川に近づきたくなるような川を目指してということで,新たな指標で取り組みを行っとるとこであります。8月には,78学区の子ども会が,2800人が参加されて,清掃をしていただきました。清掃は直接水質を改善するものではありませんが,市民の意識を高める効果は非常に大きいと考えております。こうした取り組みを啓発するとともに,芦田川の水質浄化,ソフト,ハードに努めてまいりたいと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 (市長の答弁なし)

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平成20年3月 誠友会・代表質問

私は誠友会を代表して質問します。
初めに、市長の政治姿勢ついてお尋ねします。
先日開催された東部地区議員研修会において、地方議会と長との関係は、国の議院内閣制にみられる様な与党・野党の関係は制度上存在せず、それぞれが住民の代表であって、対等な関係にあるという講演がありました。市長は議会に対して市長与党・野党の存在や認識を持っておられますか。市長のご所見をお示し下さい。

公的資金の繰上償還についてお尋ねします。
 多くの自治体が国に求めていた、高金利の公的資金の繰上償還について、平成19年度から21年度までに、補償金免除での繰上償還が認められました。本市の取り組みを評価しております。
本市における3年間の繰上償還の対象となる公的資金総額を示し、借入資金別の金額をお示しください。そして、繰上償還による金利削減見込み額をお示し下さい。また、繰上償還に必要な資金調達は、市中金融機関からの借り入れによる、実質的な「借り換え」もあろうかと思いますが、その借入予定額と資金調達の方法は競争入札等もお考えでしょうか。方針をお示し下さい。
平成20年度は、一般会計において21億1,249万円余、下水道事業特別会計において59億5,118万円余、水道事業会計において16億9,819万円余、工業用水道事業会計において11億1,257万円余の合計108億7,445万円余の繰上償還が実施される見込みです。繰上償還による各事業別の節減額を示し、各事業の新年度予算への影響はどこに現れているのか、将来的な水道・下水道使用料金等への影響はあるのか、お示し下さい。

公立病院改革ガイドラインについてお尋ねします。
さる2007年11月12日に、総務省が開催している公立病院改革懇談会から「公立病院改革ガイドライン」が示されました。近年、公立病院の経営に対する説明責任が従来以上に求められており、平成20年度中に「公立病院改革プラン」の策定が求められています。市民病院における改革プラン作成への取り組み方針をお示し下さい。
また、ガイドラインには経営形態の見直しに係る選択肢として、?地方公営企業法の全部適用 ?地方独立行政法人化 ?指定管理者制度の導入 ?民間譲渡の4点が示されています。市民病院、付属診療所を含めてこのような選択肢を検討されるお考えがありますか。お考えをお聞かせ下さい。
さらに、ガイドラインは公立病院の再編・ネットワーク化、つまり「二次医療圏単位での経営主体の統合の推進」が必要であることを示唆しています。多くの二次医療圏で、複数の公立病院が並立していますが、病院間の機能分担やネットワークの必要性は議論されていたにもかかわらず、異なる経営主体間での機能分担は難しいという認識から、「経営主体の統合」が必要という踏み込み方をしたのでしょう。本市周辺にも経営難の公立病院が多数存在しますが、今後の連携体制や将来的な統合について、ご所見をお示し下さい。

ESCO事業の導入についてお尋ねします。
ESCO(エスコ)事業とは、ビルや工場の省エネルギー化に必要な、「技術」「設備」「人材」「資金」などのすべてを包括的に提供するサービスです。そして、それらのサービスを提供する際に、決してそれまでの環境を損なうことなく省エネルギー化を実現し、その効果を保証する事業です。省エネルギー改修に要する費用は、省エネルギー化によって節減されたエネルギーコストの一部から償還されることが特長です。
ESCO事業で用いられる具体的な省エネルギー手法は、コージェネレーション設備の導入をはじめ、照明器具の高効率化、空調機や熱源機の高効率化、受変電設備の高効率化等があり、これらの技術を用いて省エネルギー化を図ります。
本市も本庁舎や支所などにおいて、その取り組みを検討してはいかがでしょうか。特に24時間稼働している市民病院において効果が高いと思われます。ご所見をお示し下さい。


合併処理浄化槽の普及促進についてお尋ねします。
古来より、生活排水・汚水は各家庭で処理するというライフスタイルは当たり前でした。しかし、下水道こそ文化的・衛生的な生活の基本であるという考え方が広まり、「集合処理」という下水道の普及により、家庭から出た生活排水の行方について関心が無くなり、下水処理場もはるか遠方にあるだけに、問題が見えにくく、コスト意識が働きませんでした。よって「都市基盤整備」の名の下、バブル崩壊後の景気対策により莫大な予算が投入されてきました。その建設事業債の金利負担等に対して、一般会計からの繰入により全国で7兆円と言われる下水道事業の赤字補てんが行われているそうです。
今後の汚水処理の効率的運営対策として、近年著しく性能が向上した合併処理浄化槽による「個別処理」重視の方針に切り替えなければならないと考えます。浄化槽は即効性が高く、後年度負担も少なくて済みます。下水道整備区域を詳細に調査し、その見直しを検討し、浄化槽設置の補助金を増やす手法や、メンテナンスも公共下水道と同様に「公共浄化槽」(個人が設置した合併浄化槽を市が無償譲渡を受け、市営浄化槽として運用する)という制度の導入について研究してはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。

地域若者サポートステーションについてお尋ねします。
現在、雇用情勢は回復傾向にあるものの、若年層の就業状況は依然として厳しく、ニート・引きこもりと言った「無業」の状態にある若者が相当数にのぼっています。本市における現状を把握してればお知らせ下さい。
このような若者の自立を支援するためには、包括的な支援を各若者の置かれた状況に応じて個別、継続的に実施していく必要があります。そのための体制整備のモデルとして、厚生労働省は平成18年度から地方自治体との緊密な連携のもと、「地域における若者自立支援ネットワーク整備モデル事業」を実施することとなりました。現在、全国に50か所の若者サポートステーションが開設されていますが、本市も設置を検討されてはいかがでしょうか。

地方の道路整備方針についてお尋ねします。
市長は総体説明において、道路特定財源の暫定税率については、引き続きその延長を求めるお考えを示し、議会もさる2月19日に地方の道路整備に関する財源の確保を求める意見書を採択したところです。
道路整備は最も地域住民の要望の多い都市基盤整備である反面、内閣府の行った地方再生に関する特別世論調査では、地域が元気になるための施策は「福祉・医療の充実」との回答が最も多いとの事です。しかし今、医療・福祉といった市民のセイフティーネットの維持が脅かされており、特に救急医療体制は崩壊寸前と言われています。
例えば山野町は、新しい七曲トンネルが開通した事により、交通の利便性は大幅に向上されました。しかし、山野町にはまったく医療機関が無くなり、「ストロー現象」という住民の流出が止まりません。道路は「保険」といった考え方もありますが、いくら立派な道路が出来ても医者不在の町に住みたいと思う住民は少ないのが現実です。また、いくら救急車が早く迎えに行けても、搬送すべき救急病院が無くなっては元も子もありません。
市民生活に欠かせない道路建設は必要です。しかし、道路建設は本当に住民生活に密着した建設や補修に限り、さらに緊急の対策を要する医療や福祉分野への予算を充実させることも、市民は求めていると考えられます。将来のまちづくりを考慮した道路整備方針、特にセイフティーネットの確保を見据えた道路整備について、ご所見をお示しください。

下水道整備計画の見直しについてお尋ねします。
芦田川流域下水道の本年度以降の施設整備について、県の起債償還の一定割合を受益者である本市が負担すると、県と合意がなされたとの事です。流域下水道の施設整備費の県費は全額起債で賄っており、元利償還金の18%を本市が負担するとの事です。本年度の本市負担は225万8千円ですが、今後の負担の見込みをお示し下さい。
芦田川流域下水道は上流は府中市から長大な管渠を埋設しており、下流においては、平成9年から10年がかりで完成した沼隈幹線の総事業費は129億7500万円かかりました。今後の維持・補修費用を考えれば、流域下水道は将来的に大きなお荷物になる可能性があります。道州制や市町村合併により、芦田川流域下水道を本市単独で運用しなければならなくなる可能性もあり、下水道整備計画を見直す時期に来ているのではないかと考えます。ご所見をお示し下さい。
また、本市の下水道使用料及び手数料は、平成18年度決算において使用料回収率は65%であり、補てんするため市財政に大きな負担をかけています。使用者である市民の受益者負担という観点から、使用料を大幅に値上げする市町村もでてきました。下水道事業は自治体財政赤字の元凶という指摘もあります。下水道整備計画の見直しによる財政に与える影響を試算してはいかがでしょうか。

下水処理水の工業用水への再利用についてお尋ねします。
2年前より、箕沖の下水処理場「芦田川浄化センター」から海に放流される1日8万トンの下水処理水を、中空糸膜や逆浸透膜によりさらに浄化して工業用水に転用し、将来の河口堰常時開放につなげる案の検討を提案してまいりました。
私は国内でも有数の膜処理メーカーに依頼し、1年以上の年月をかけ、数度にわたる現地調査を経て、膜処理プラントの建設コストの試算をしていただきました。試算結果はプラント建設に約30億円、ランニングコストは30円/トンです。現在の工業用水のコスト31.7円/トン、河口堰のランニングコスト年間4億円強と比較して、十分検討に値する数字と思われます。
ただし、プラント建設用地の購入費用や、滞水池・配水管・受変電設備等の建設費用は、プラントの建設場所に大きく左右されますので、試算には含めておりません。しかし、芦田川浄化センター敷地内に建設し、既存の工業用水の配水管を流用するという考えもありますし、PFI方式による建設や、膜処理メーカーに運営を委託するという方法もあります。いずれにせよ、一度膜処理メーカーの提案を聞く場を設け、場合によっては産学官協同研究の対象としてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。

子供の安心安全対策についてお尋ねします。
 子供の安心・安全の確保のために、老人会を中心に各地域にて「見守り隊」が結成され、日々見守り活動に従事されておられます。しかし、地域によっては人手が足りなかったり、より効果的な子供の安心・安全の確保策を求める声もあります。
最近登場した「登下校安否確認システム」は、校門などに設置した受信機が子供の持つICタグの通過を検知し、登校・下校の連絡を保護者へメールで通知したり、学校の先生はパソコンから全校生徒の登下校状況を確認することができるシステムです。
本システムで採用しているアクティブ型RFIDタグは自ら電波を発信するため、ランドセルなどにタグを取り付けておけば、子供に意識させることなく登下校情報を取得することができます。新たな子供の安心・安全対策として、検討してみてはいかがでしょうか。
教育現場の照明照度についてお尋ねします。
子供の近視の原因はいろいろと考えられます。一番の理由は遺伝説と言われていますが、姿勢が悪いことや栄養のバランスが悪いと近視を早めるようです。そのほかにもいろいろな理由が考えられており、興味深いところでは照明原因説もあります。欧米と日本では照明に関する考え方が異なるようです。日本では明るくすることが目に良いとされていますが、欧米では全く異なり、あまり明るすぎないことが眼に優しいようです。最近、近視の子供が増えているように感じますが、実態はいかがでしょうか。
また最近、子供を育てる環境の照明照度についての関心が高まり、照明が明るくなり過ぎているのではないかといわれています。過剰な光刺激は、脳の深いところにある、視床や視床下部の神経を過敏状態にします。その結果、めまい、嘔気嘔吐、下痢、頭痛などの自律神経症状が発症します。視床および視床下部は睡眠、食欲、生殖機能に関与しているため、体温調節不良を来たし、低体温児になることがあります。二次性徴を抑制する機能が障害されるため、8〜9歳で初潮をみることもあります。このように照明の照度は子供の成長にも大きな影響がありますので、教育現場の適切な照明照度について、教育委員会としても研究してはいかがでしょうか。

子供の周囲の無煙化への取り組みについてお尋ねします。
 平成18年4月より市内全小中学校の敷地内禁煙がスタートし、子供の副流煙による健康被害や喫煙の予防に効果があったばかりでなく、教職員の禁煙も広まり評価をしております。
日本小児科連絡協議会は、?子どもを受動喫煙から守り、家庭、学校、地域、医療機関の無煙化を促進する ?子どもが喫煙を開始することを防ぐ ?喫煙している子どもの禁煙支援 ?子どもにかかわる全ての専門職自らの禁煙宣言と専門職中の喫煙者への禁煙支援の4点が必要であると提唱されています。今後の取り組み方針をお示し下さい。
また、市民とりわけ小中学生が多く集まるイベントにおいて、会場内を禁煙にしてはいかがでしょうか。例として「ふくやまマラソン」「ばら祭」の会場を禁煙にして欲しいという要望がありますが、その対応状況をお知らせ下さい。

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平成19年9月 誠友会・代表質問

私は誠友会を代表して質問します。
さる6月28日に名誉市民・宮沢喜一様がご逝去されました。先生は半世紀にわたり戦後の政治・外交の表舞台で活躍されました。サンフランシスコ講和会議に全権団の一員として参加され、経済政策にかけては池田内閣の経済企画庁長官を皮切りに、通算4度の大蔵大臣就任、総理大臣として外には国際貢献、内には生活大国の実現を目指し、困難な課題に全力で取り組んでこられました。その先生を失ったことは、福山市民として痛恨の極みであります。心よりご冥福をお祈りいたします。

さて、地方分権が進むなか、地方議員・首長の責務はますます重要となっています。そこで、私達が子孫に何を残すことができるかを考えると、現状では後世に受け継ぐべき豊かな自然資本を浪費し、自然環境を破壊しているように思えてなりません。すでに後戻りできない地点「point of no return」を過ぎているという説もありますが、今ここで私達が社会の構造や目指すべき指針を変えれば、地球温暖化や環境破壊といった困難なテーマを克服し、大量消費社会を脱し、なおかつ経済成長も遂げることができるのではないかと考えます。

福山市における最大の環境問題は、中国地方の1級河川13本中34年連続水質ワースト1の記録を更新中の「芦田川」です。工業用水を配水するために建造された河口堰は、福山市発展の礎を築いた功績は大きく、高く評価されるものです。しかし同時に、自然資本を浪費し、自然環境を破壊してきた原因とも言えます。
今後は自然資本の浪費を続けることなく、英知を絞り逆に自然資本への再投資こそが、福山市を活性化させる原動力になると思われます。なぜなら、家庭環境にせよ職場環境にせよ、住みやすい・働きやすい環境というのは必ずあり、その環境とは明るい太陽光が差し、緑あふれ、きれいな水と空気といった居心地のよい環境であるはずです。そのような環境下でこそ優れた人間性が発達し、労働生産性も高まり、郷土に対して誇りが持てるようになるのは自明の理です。このような観点から今後の自治体経営は行われるべきと考えます。その第一歩として、官民一致団結して芦田川水質ワースト1を返上する事に取り組まなければなりません。市長はワースト1の主たる原因は何と把握されていますか。
一つの目標達成期限として、市制100周年までにワースト1を返上するという目標を掲げてはいかがかと考えますが、市長のお考えをお聞かせ下さい。
また、環境対策は地方自治体固有の業務や責任ではなく、国の業務としての国防・外交・防災などと同列に扱われるものであり、国に対して環境対策にかかる財源移譲を強く求める必要があると考えます。ご所見をお示し下さい。
さらに来年度に向けた予算編成にあたり、環境対策等にかける思いがあればお聞かせ下さい。

次に芦田川の水質改善を目的とした基金の創設について提案いたします。
官民を挙げた水質浄化への取り組みとして、芦田川の水質改善を目的とした基金を設け、市民からも寄付を募ってはいかがでしょうか。水質浄化を全市的に広めるために、協働のまちづくり基金の「芦田川版」を作ってはどうかと考えます。各地域で生活排水の低減や、水路の水質浄化に取組み、基金から活動費を補助する方法です。「エコでえ〜ことキャンペーン」のような、景品による参加意欲の向上策も有効と思われます。その基金により、親水イベントの開催や、合併処理浄化槽の設置補助や、下水道接続率の向上など目指してはいかがでしょうか。
従来より、芦田川の水質浄化について、様々な啓発活動が行われている事は重々承知しております。しかし、十分な効果があったと言えるでしょうか。今までの取り組みの成果と課題の整理をされてはいかがでしょうか。
下水道接続率を例に挙げても、芦田川水系の水を守る会でもその向上の申し合わせがありましたように、自己負担がネックとなってか、従来からの「お願い」や融資制度では限界があるようです。早期接続には報奨を、長期未接続にはペナルティも検討されてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。

災害時における要援護者の把握と支援についてお尋ねします。
福山市においては「地域における災害時要援護者の避難支援の手引き」を作成し、協働のまちづくり出前講座やホームページで市民に周知されているとのことです。現時点での出前講座の開催状況や、周知の速度に対するお考えをお示しください。
手引きには素晴らしい先進事例が紹介されておりますが、広い福山市の中には、沿岸部、山間部、中心市街地など地域によって様々な特性があります。
手引き通りスムーズに運べば、災害時の人的被害も最小限にとどめられるとは思います。しかし最大の課題は要援護者の把握と、支援者の確保、また、いつ起こるかもわからない災害に対して、立ち上げた組織をいかに継続し、更新し続けることができるかであろうと思います。荒川区においては、昭和59年に、「おんぶ作戦」という避難救助体制を確立したものの、若い人や、新しい地域へいかに継続していくかが課題だと言っておられました。組織の持続的な維持更新の支援についてお考えがあれば、お示し下さい。
要援護者の把握方法として、同意方式と手上げ方式が紹介されていますが、町内会や自主防災組織など、地域の努力だけでは把握は困難ではないかと思います。宮城県の石巻市は、平成14年の台風6号の通過に伴い避難勧告を出した際、一人で避難することができずにいた市民がいたことを教訓に、防災ネットワークに取り組まれたそうです。その際、要援護者の把握の為、個人情報保護審議会において、市から高齢者、障害者、要介護者など支援が必要と思われる方々のリストを町内会に情報提供する決定がされ、そのリストを元に戸別訪問し、要援護者名簿を作成されたそうです。本市としても、そのような情報提供を行うお考えはありませんか。
今後、この手引きを活かしていくために、より一層の取り組みと支援が必要と考えますが、いかがでしょうか。

生活排水低減策についてお尋ねします。
水質ワースト1返上策には、?生活排水の低減、?芦田川河口堰の開放、の大きく2点に絞られると考えられます。下水道普及率が低いことも水質汚染の一因ですが、芦田川流域の下水道普及率について、年次目標をお示し下さい。
生活排水については、市民の意識の低さが大きな要因と思われます。問題の構造は家庭から出た排水の行方について関心が低く、しかも行き先が下水処理場や川や海であるだけに、余計に問題が見えにくく、コスト意識も働かないのでしょう。台所が川や海に繋がっているという意識啓発をさらに行い、廃食用油については、バイオディーゼル燃料へのリサイクルを勧める啓発をされてはいかがでしょうか。

芦田川汽水域の自然浄化作用についてお尋ねします。
市民の意識の低い最大の原因は、市民が川を利用しなくなった事ではないでしょうか。河口堰により汽水域が消滅し、川遊びをする人も減り、川を遡上する魚も減少し川漁も廃れ、プランクトンが海に出て行かない事による沿海漁業の衰退も深刻と言われています。漁業衰退の原因の分析をされていますか。
また、市民が利用しない川を管理においては、治水と利水のみを考えれば良く、そこに多額の河川改修費が投入されてきました。保水力と浄化力を奪う3面コンクリート側溝をやめ、自然護岸整備等の方針があればお聞かせ下さい。
さらに、今こそ市民を水辺に呼び戻すために、親水公園や安全に水辺で遊べる環境整備に予算を投入するべきではないでしょうか。道三川の例などを参考に取り組んではいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。
東京湾最深部の干潟「三番瀬」は、13万人分の下水処理場に匹敵すると言われていますが、仮に芦田川河口の汽水域が復活した場合の自然浄化能力はどの程度期待され、BOD等の水質はどの程度改善されるか、試算をされていますか。
また以前、汽水域は広大な親水公園であり、その当時の市民の利用度はかなり高いものがありました。水呑や多治米といった流域住民から、汽水域の復活を望む声はかなりあります。そのような市民の逸失利益がどれほどのものか推し量る事ができますか。また市民の声に対してどう答えられますか。

芦田川の水源涵養についてお尋ねします。
降水量が少なく、水量が少ない芦田川において、下水道が延びれば延びるほど川の水量が減り、さらに流域・源流の森林保全を行わないと川の水量は減る一方でしょう。流域・源流の森林保全策としてどのような方策を考えておられますか。また水源の涵養に、広島の森づくり事業費をどのように利用されるのでしょうか。お考えをお聞かせ下さい。

河口堰の代替水源の確保策を提案いたします。
下水処理水を高度処理して、工業用水に転用する案と、工場の排水を高度処理して、再度工業用水に利用する案、いずれも「水のリサイクル」という観点から代替水源に成り得ると考えられます。
シンガポールや中国といった水不足の国においては、膜処理による水のリサイクルが進んでおり、一日処理量10万トンのプラントが次々と建設されています。しかも、その「中空糸ろ過膜」を製造しているのは、旭化成・東レ・日東電工といった日本のメーカーです。
また、JFE福山製鉄所においても、工業用水の循環率は95%であり、最大限のリサイクルに取り組んでおられます。
それに対して本市の姿勢は、河口堰はまだまだ使える施設であり、老朽化するまでは今の工業用水提供体制を続ける意向であるし、膜処理についてはコストが高く、スケールメリットも働かないので、代替水源として検討されておられません。しかし、現代の膜処理技術や世界の潮流を見れば、膜処理は検討に値すると思われますし、いつまでも環境負荷が大きく、旧態とした河口堰に頼る考えを打破されてはいかがでしょうか。
現在、芦田川浄化センターは日量7万トンの下水を処理しており、合流式下水道改善事業により、新浜浄化センターが県流域下水道に接続されれば、日量10万トンを超えるものと予測されます。この処理水に水利権は無く、流用するにあたりコストは発生しないはずです。
河口堰代替水源としての下水処理水再利用について、膜処理メーカーに下水処理水の水質データや工業用水の水質データを示し、高度処理にかかるコスト計算を依頼してはいかがでしょうか。
さらにこの試算の是非について、芦田川下流水質浄化協議会等でも検討されてはいかがでしょうか。
なお、新浜浄化センターは接続後に廃止される予定ですが、跡地利用についてはどのように考えておられますか。

河口堰の費用対効果についてお尋ねします。
過去5年間で30回程度しか実施されなかった堰の弾力的開放については、運用基準を見直した事により、この2ヶ月間ですでに10回の開放を実施され、評価しております。つまり、いかに取水量が少ないかを示すものであり、常時堰を閉じておく必要性が改めて問われるものです。河口堰の貯水量は満水496万トンに対して取水量は日量わずか7万トンであり、大型トラックで小荷物を運んだり、豪邸に老夫婦2人だけが住むといった例と同様に、大きなロスが発生していると考えられます。新たな産業団地の造成も見込まれますが、今後の工業用水の利用量・必要量についての見込みをお聞かせ下さい。
堰のランニングコストには年間5億円かかっており、堰の費用対効果についてどの程度検証されていますか。また堰の建設事業債償還の見込みもお示し下さい。
さらに、ユスリカ対策や、湖面のごみの回収費用など、堰の管理に随伴する費用はどの程度かかっているのでしょうか。
自然資本とは、資源、生命システム、生態系が作り出すサービスを指しますが、従来これらは自然界から無償で供給されると考え、原価・経済コストに算入される事はありませんでした。それゆえ、これら自然資本が提供するサービスの浪費に対する罪悪感はあまりありませんでした。
当初、少ない自然資本「水」を最大限利用するために河口堰は建設されましたが、その事により他の多くの自然資本が犠牲になっている事実があります。そこで、堰により失われた自然資本を正当に評価し、そこから私達が享受できる利益は、河口堰により得られる利益と比較してどうか、という検討を行う必要があるのではないでしょうか。ご所見をお示し下さい。

河口堰のその他の代替水源の案についてお尋ねします。
多くの市民により、様々な案が提案されています。他水系からの取水案として、岡山県の高梁川は水量が豊富ですが、現行法では県境を越えて工業用水の配水はできません。しかし、法改正の動きもあり、高梁川水系の工業用水は15円/tと福山市の工業用水の半値であり、仮に高梁川から工業用水を取水する場合の水利権の状況や、パイプライン敷設等のコスト試算をされてはいかがでしょうか。
また、仮に神島橋下流付近に小規模な取水堰を作り、そこから箕島浄水場に送水した場合にかかる費用の試算をされていますか。
さらに八田原ダムの運用変更による水源の確保案については、常時満水位を上げて貯水できるか否か、ダムの嵩上げによる貯水量のアップなど、非現実的であっても水利権等の試算をし、代替水源としては不適であるという根拠を示す必要があります。いかがでしょうか。
最後に、堰の開放に伴う塩害の被害予測はどの程度されているのでしょうか。お示し下さい。
 
水辺の安全教室の開催についてお尋ねします。
今月2日に呉市のため池で2人の小学生が死亡する事故がありました。
本市においても市内のため池の緊急点検を行ったそうですが、このような事故があるたびに、危険水路や池に近づかないようにといった指導が行われます。しかし、結果として水辺の事故は年々増えており、効果が薄かったのではないでしょうか。
以前「3ナイ運動」という、高校生はバイクに乗らない、買わない、免許を取らせないという運動がありましたが、結果として、無免許で運転技術が未熟なまま事故を起こし、亡くなったり、後遺症を残すといった事故が多発しました。以降、子供達の好奇心を抑えたり、臭い物に蓋をするより、積極的に安全指導・講習を行うべきではないかという意見が多数派となりました。
今年の夏は全国的に水の事故が多発し、子供に限らず大人も多くの方が亡くなられました。これは子供の頃に水辺の安全策について、十分な教育・指導を受けていない事を表すものではありませんか。
そこで、教育委員会の取組みや指導も承知しておりますが、まず水辺で安全に遊ぶための指導者の養成が必要です。そして子供を対象としたラフティング、カヌーによる川下り体験、川辺でのキャンプなどを通じて、水の楽しさと危険を学ぶ体験が必要です。このような体験学習の機会をいかにして増やすか、検討されていますか。なお、先日の豪雨で閉鎖された「山野峡キャンプ場」の再開の見通しはいかがですか。
また、水泳の授業や、子供会やPTAによる小学校のプール開放日にて、着衣泳や救助の講習などの水辺の安全教室を開催し、ライフジャケットの体験・普及なども図ってはいかがでしょうか。

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平成19年3月 誠友会・代表質問

私は誠友会を代表して質問します。
安部内閣は憲法改正を今年の最重要政策としておりますが、憲法改正と言えば、多くの市民が九条の改正を連想するのではないでしょうか。九条を守れば戦争を防げると考え、諸外国に「平和を愛する諸国民の公正と信義」を期待できるのであれば、自衛隊など不要の長物であり、憲法改正など必要無いでしょう。
しかし、自衛隊のイラク派遣により、一人の自衛隊員の死者も出ていないという幸運に恵まれているとは言え、明らかに現在、日本は戦争行為に加担した状態と言われる方もいます。有事において「憲法」は、紙切れほどに無力な存在なのかもしれません。そのような状態の中で、本市も国民保護計画を策定された事は、大いに評価しております。
また、航空自衛隊那覇基地では、尖閣諸島や東シナ海のガス田付近に飛来する国籍不明機や、付近を航行する潜水艦に対して頻繁にスクランブルをかける状態が続いています。このような国境付近の緊張に、多くの国民は無関心ではないでしょうか。
さて、九条ばかりが憲法問題ではありません。今後、地方分権が進み、道州制への移行も加速する可能性が高い中、憲法92条には「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。」と定めてあります。
この「地方自治の本旨」とは何か、どのように解釈するのかという事が、今後の地方自治を進める上で大きな問題となるのではないかと考えます。なぜなら、「本旨」とは何かが明確に示されておらず、国の過剰な関与を招く一因となっているのではないでしょうか。
地方自治とは「住民自治」と「団体自治」を指し、法律とは「地方自治法」を指すと説明されていますが、地方自治法もまた明治時代の国による地方統治の色彩を残しており、地方の自立を阻害する要素も多く含まれております。
市長は、憲法92条の「地方自治の本旨」をどのように解釈し、今後の地方自治に活かすお考えでしょうか。また、地方自治を進める上でも、このあいまいな92条の改正を含めた改憲の必要性について議論する必要があると考えますが、市長のご所見をお示し下さい。

平成19年度予算についてお尋ねします。
新年度予算の重点政策「チャレンジふくやま躍動プラン」は、71件、総額133億4500万円余の予算が組まれております。中でも懸案であった、障害者福祉の充実に対する多くの単市事業や、鞆地区町並み保存事業の再開、放課後児童クラブの充実などの施策が打ち出され、高く評価しております。
また、「ばらのまち福山ミステリー文学・新人賞」や「朝鮮通信使400周年記念事業」を創設されるなど、話題性も豊富な予算編成ではないでしょうか。
しかし、夕張市の例などから、市民の市財政に対する関心は高く、ばらまき予算ではないかという誤解を招かないよう、この好調な予算に対する裏付けをしっかりと示す必要があると考えます。多くの地方自治体は、基金を取り崩す一般財源捻出型の事業や、起債を頼りにした事業などを、更に抑制しなければならないし、不要・不急な事業は廃止・休止または凍結など、これまで以上の「選択と集中」の視点に立った見直しとともに、経費の徹底した削減を行うなど厳しい状況におかれています。本市においても、同様の視点に立った予算編成となっているのか、改めてお示し下さい。

起債の資金調達と償還手法についてお尋ねします。
 平成19年度は税収に恵まれながらも、交付税削減等により、例年通りの多額の起債が必要となっております。そこで、借り入れ利率の交渉においては、指定金融機関以外とも交渉されてはいかがでしょうか、今後の方針をお示し下さい。
 起債の資金調達の手法は従来の手法にとらわれず、様々な方法を検討されていると思いますが、協働の観点から本市においても、市民の行政参加意識の高揚とともに、地方債の個人消費及び資金調達手法の多様化を図る趣旨から、国も推奨している「住民参加型市場公募債」の発行に取り組んではいかがでしょうか。広島県においては郵便貯金ホールの存続に向けて9億円の公募債を募集し、発売後2時間半で完売するという成果を挙げました。今後の方針をお示し下さい。
 そして平成19年度から、政府資金や公営企業金融公庫から借り入れた、上水道・下水道・工業用水道等の普通会計債及び公営企業債のうち、5%以上の金利の地方債を対象として、繰上償還や借換えが可能となりました。要件として実質公債費比率15%以上等の厳しい条件がありますが、各会計において金利5%以上の起債残高総額を示し、そのうち国の示す条件に合致する残高をお示し下さい。

友好親善都市についてお尋ねします。
現在福山市は、カナダのハミルトン市、大韓民国の浦項市、フィリピンのタクロバン市と友好都市関係にあります。それぞれの都市と友好関係に至った経緯と、目的をお聞かせください。
 友好都市になってから長い月日が経過しており、福山市においても合併などにより都市構造が大きく変化しております。相手の3市におかれましても、都市構造と共に、国の経済状況の変化もあり、友好都市としての交流が充分に行われていない現状があるのではないかと思います。市民レベルでの交流も含め、今後のあり方についてのお考えをお示しください。
また、福山商工会議所がマウイ島の商工会議所と姉妹縁組をされており、議会からも長年訪問団に参加しておりました。日系の方も多くおられ、訪問された方は親しく歓迎していただいたと伺っておりますが、今後の国際交流についてのお考えをお聞かせください。

外部通報制度、口利きの記録制度の創設についてお尋ねします。
懸案の公益通報制度(内部通報制度)が今定例会にて制定され、より公平公正な行政執行が期待される事を評価しております。さらに一層の公正さを期するためにも、外部通報制度の創設についても検討されてはいかがでしょうか。
また、汚土事件や下水道架空工事の例など、外部からの不当な圧力に歯止めをかけようと、「口利き」を記録する制度を設けている自治体は1月末時点で、都道府県と県庁所在市など全国119自治体のうち、約4分の1にあたる31自治体あるそうです。「無理な要望を拒めるようになった」「働きかけ自体が減った」などの効果があり、行政職員本来の自由闊達な業務を促進する制度ではないでしょうか。お考えをお示し下さい。

市内の救急医療体制についてお尋ねします。
ご承知のように救急医療には、1次・2次・3次とあり、市内の病院・診療所がそれぞれの規模や機能に応じて、分担して担当しております。
しかし、最近は2次救急医療を担当する病院に様々な問題が発生しております。毎日2病院が輪番制で当番日を回していますが、当番日であっても救急車の搬入を拒否する事は日常茶飯事であり、特に小児の救急においては、数少ない小児科医師の過重労働の問題や、患者・家族からの過剰なクレーム等により、輪番制から外れたいという病院もあると聞いています。まさに市民の安心・安全が脅かされる状態にあります。本市としても補助金を交付して事業にかかわっている以上、主体的にこの問題に取り組むべきと考えます。お考えをお聞かせ下さい。

障害者就労支援についてお尋ねします。
新年度予算で多くの本市独自支援策を打ち出された事は高く評価しておりますが、補助・助成のみでは根本的な問題の解決には至りません。必要性の高いものとしては、障害者の就労支援策や、収益性の高い作業を小規模作業所に斡旋する事ではないでしょうか。例えば市内の容器メーカーが、就労継続支援型の小規模作業所を事業展開されておられます。このような取り組みを他の企業にも広め、多くの障害者が生産者として社会に参画し、真のノーマライゼーションが実現するような取り組みが必要と考えます。ご所見をお示し下さい。

福山市観光振興ビジョンについてお尋ねします。
福山ブランドの創出と発信に向け、市民との協働による観光のまちづくりの実現等を目指し、福山市観光振興ビジョンが策定されました。
中でも鞆の浦を核とした観光資源の活用と、「やさしさ、助け合い、思いやりの心」といったローズマインドによる「100万本のばらのまち福山」を目指すなどの計画が示されていますが、これらのビジョンを実現するには、相当の人材やソフトが必要と考えます。
例えば、鞆に修学旅行を誘致するには、学校や旅行会社にPRや、尾道市や倉敷市との連携、行政各課の連携、受け入れ態勢の整備、ボランティアの養成等、多岐にわたります。これらを担当する人材育成、ソフト作りについてのお考えをお示し下さい。
また、100万本のばらのまちにおいても、配布したばらの苗に対して「ばらの苗もらったから植えてみたけど、栽培方法がよくわからないので、枯らしてしまった。やっぱりばらは難しい。」という、従来から多くある市民の声に対して、誰がどのように対応されるのか、お考えをお聞かせ下さい。

 また、本市の将来的な観光振興策の一つの選択肢として、カジノを誘致させるという案を研究されてはいかがでしょうか。日本は先進8カ国で唯一カジノの無い国であり、国会においても「国際観光としてのカジノを考える議員連盟」がカジノ法案成立に向けて研究を行っているところです。
カジノ構想は、東京都が誘致を目指しているほか、構造改革特区構想でも宮崎県や三重県鳥羽市、静岡県熱海市などが「地域産業の発展の起爆剤になる」として要望しており、多くのまちが数年後のカジノ法案成立を見越して準備をしています。カジノ誘致は都市ブランドの向上と、当該自治体の国際観光都市に向けて大きな一歩となると想像されます。福山市としての考えがあれば、お聞かせ下さい。

浄化槽整備についてお尋ねします。
1月20日の国土交通省主催「芦田川の今後30年を考える住民説明会」にて、福山河川国道事務所は、高屋川の水質浄化における費用対効果において、同じ費用をかけるなら、高屋川浄化センター建設よりも、流域の下水道・合併処理浄化槽の整備が効果的であるという考えを示し、高屋川浄化センターは将来的には撤去したいという意向を示されました。国土交通省より、高屋川流域の下水道・浄化槽の一層の整備を求められたと理解しますが、いかがでしょうか。
平成19年度予算では合併処理浄化槽を、昨年より1割増の600基設置が計上され、評価しています。浄化槽は従来、住民の希望により、個人の負担によって設置されてきたところであります。しかし、平成6年度に、旧厚生省(現環境省)が市町村が主体になって設置する、浄化槽設置事業に対して国庫補助制度を創設し、旧自治省(現総務省)も市町村が自ら公営企業として、浄化槽を設置する地方単独事業に対して、交付税措置を創設したことにより、浄化槽の整備事業は、市町村による公共事業として認知されることとなりました。
 しかし、このような国による積極的な推進措置にもかかわらず、市町村事業としての浄化槽整備は順調に進んでいるとは言い難い状況にあります。これは、市町村の事務負担、市町村の浄化槽に対する理解の不足などによるものではないでしょうか。そのような状況の中で、先進地ではPFIによる浄化槽整備事業等、様々な施策に取り組んでおられます。本市においても検討されてはいかがでしょうか。本市の浄化槽整備の今後の取り組みをお示し下さい。

福山港の整備についてお尋ねします。
現在2バース化に向けて整備が進められている福山港ですが、コンテナターミナルという性格が強く、できれば神戸や横浜のような港と同様に、市民の憩いの場としての港へ発展していただきたいものです。
 そこで、国土交通省港湾局の推進する「エコポート政策」について、県とタイアップして取り組んでみてはいかがでしょうか。エコポートとは、海に棲む生物やその生態系を保全、保護しながら、同時に新たな自然環境を積極的につくり出し、アメニティー豊かで人々に潤いと安らぎを与える港であり、環境と共生する港です。
また、全国のエコポートでは、立地を活かして風力発電を導入している港が多数あり、福山港においても同様の取り組みが可能と考えますが、いかがでしょうか。
さらに一昔前は当たり前であった、多様で豊かな「海辺と人々のつながり」を、現代の暮らしにかなう形で蘇らせた「里浜」についても、福山港内に整備を検討されてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。

下水道事業についてお尋ねします。
「流域下水道」とは2つ以上の自治体にまたがる下水道で、現在は県の条例に基づいて広島県と関係する自治体が同額ずつ費用を分担して整備を進められています。
その流域下水道に近い将来、市中心部である新浜処理区の接続が計画されていると聞いております。
新浜処理区は雨水・汚水の合流式で整備されており、大雨等により水量が増加した場合、汚水と雨水の混合したものの一部が未処理のまま福山港に放流されており、福山港の水質汚濁の一因となっております。福山市ではこの改善のために現在、合流式下水道改善事業として整備されておられますが、その進捗状況と完成後の福山港の水質の改善等の影響について予測できればお示し下さい。
流域下水道への接続により、今後ますます流量が増え、将来的に府中と合併すれば、流域下水が公共下水に転換する可能性もあり、将来の合併や道州制への移行を見越して、本市が主体性を持ってこの流域下水道の整備・維持管理に取り組む必要があると考えます。今後の本市の流域下水道に対する方針をお示し下さい。

「水辺の楽校プロジェクト」についてお尋ねします。
2月18日に芦田川水環境に関するシンポジウムが開催され、シンポジストより、子供が川で遊べる機会を増やす事が盛んに提唱されていました。
環境保全課や芦田川環境マネジメントセンター等により、川と親しむ機会が年間数度は企画されておりますが、まだまだその機会は少ないと言わざるを得ません。そこで国土交通省の進める「水辺の楽校プロジェクト」に参画してはいかがでしょうか。このプロジェクトは、子供達の水辺の遊び場を支える地域連携体制の構築や、自然環境あふれる安全な水辺の創出が目的です。
例えば、過疎化が著しい山野町において、このような事業に取り組めば過疎集落対策にも繋がりますし、多くの市民が親しむキャンプ場、農村公園、休校中の山野北小学校、4月から休所する山野保育所などの施設もあり、山野峡の清流と相まって素晴らしいプロジェクトに発展する可能性があります。プロジェクトへの参画についてご所見をお示し下さい。

平和教育についてお尋ねします。
 先の大戦において国内で唯一、住民を巻き込んで激しい地上戦が行われた沖縄では、「ひめゆり平和祈念館」に、全国から多くの修学旅行生が訪れています。子供に対する平和教育には、戦争遺跡の見学や体験者の話を聞く事が非常に有効ですが、年々遺跡は風化し、語り部も減少してゆき、今後、次世代にどのように伝えるかを、真剣に検討しておられました。
本市も「人権平和資料館」にて、福山空襲の体験談などを伝えておられますが、同様の問題を抱えていると思われます。語り部がいなくなった後の平和教育について、今から検討する必要があるのではないでしょうか。ご所見をお示し下さい。

学校選択制についてお尋ねします。
 制度導入2年目となり、学校によっては多くの越境入学希望の児童・生徒がおり、抽選を実施した学校もありました。1年目・2年目の児童・生徒の学校選択の理由を集計しておられましたら、お示し下さい。またその結果からどのような傾向をつかんでおられるのか、分析結果をお示し下さい。そして入学後に越境入学による不都合や弊害が発生していないでしょうか。
 学校選択制度は地域の繋がりを希薄にする、選択理由が風評に左右されている等の弊害も指摘されていますが、そのような批判に対して今後どのように対応されるのか、ご所見をお示し下さい。

特別支援教育の推進についてお尋ねします。
 障害児学級に在籍する児童生徒には、一人一人に応じた教育課程を編成し、きめ細かな指導をすることが必要であります。また、通級学級に在籍するLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、高機能自閉症等の児童・生徒に対しては、その障害を理解した指導が求められるということから、特別支援教育コーディネーターを校内分掌へ位置づけるなどの取り組みをされています。さまざまな障害を抱える児童・生徒が増加傾向にあるなかで、現状のままでは対処しきれない実態があるように思います。現在の取り組みと、今後どのように対応していこうとされているのか、お示しください。

不登校児童・生徒についてお尋ねします。
福山市において、昨年は不登校の児童・生徒は減少傾向にあるものの、全国平均を上回っているとのことでしたが、現在の状況はどのようになっているのでしょうか。数人の事例を伺って見ましたが、半年経過しても改善の期待が持てない状況にあるとのことでした。不登校になった原因は一人一人異なるため、スクールカウンセリングプロジェクトのような専門的取り組みと共に、先生の児童生徒に対する愛情と情熱が不可欠と考えますが、現在の取り組み状況をお尋ねいたします。

力量ある教職員の養成についてお尋ねします。
 福山市学校教育ビジョン?のなかで「価値観の多様化、社会状況の急激な変化に対応できる教職員の資質能力の保持・向上が重要であり、強い情熱、教育の専門家としての確かな力量、総合的な人間力を高めることが必要。」と示されておりますが、障害を抱えた児童・生徒への的確な指導、不登校の児童・生徒への的確な対応が、直接児童・生徒に関わる先生に求められています。基礎学力を向上させる力量同様、どのような取り組みをしておられるのかお尋ねいたします。

ふくやまマラソンの振興策についてお尋ねします。
 2月18日に開催された「東京マラソン2007」では、3万人の市民ランナーが出場し、沿道には170万人が詰めかけたとの事です。都内の名所をめぐるコース設定が人気の秘訣であり、警視庁はコースに接する道路約610本を通行止めにするなどの大規模な交通規制が引きましたが、大きな混乱は無かった模様です。ふくやまマラソンも昨年より公認コースとなりましたが、ややコースが単調との声もあり、より魅力的な大会とするためには、将来的にはコースの変更の検討も必要ではないでしょうか。お考えをお聞かせ下さい。
 また、本市において4000人を超える市民が一同に会するスポーツイベントは、ふくやまマラソンのみであり、有名なゲストランナーを呼ぶなど、昨年の25回記念大会同等の予算措置を継続するべきであったと考えますが、いかがでしょうか。
さらに、東京では市民ランナー2人がレース中に倒れ病院に救急搬送されましたが、いずれも一時は心肺停止状態だったのが、AEDによる的確な救命処置により一命を取り留めたそうです。ふくやまマラソンにおいても、自転車にAEDを積んで巡回するなどの対応策を取られてはいかがでしょうか。

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平成18年9月 誠友会・代表質問

質問に先立ち、秋篠宮家におかれまして親王さまのご生誕を心よりお喜び申し上げます。国民がこの慶事に接し、子供を産み育てる事に喜びを感じ、少子化に少しでも歯止めがかかる事を期待するものであります。

私は誠友会を代表して質問致します。
今年の夏は全国で子供の水の事故が多発し、本市でも8月14日に緑町の水路において、小学1年生が転落死し、翌15日には芦田川で釣りをしていた中学2年生が水死するという、真に残念な事故が続きました。亡くなられたお二人のご冥福を心よりお祈り致します。
私はこの二人の死を無駄にせず、教訓として生かし、単に子供を川に近づけないというのではなく、いかに安全に水辺で遊ばせるかという教育に取り組む必要があると考えています。
そして、歴史を振り返って見ましても、川をないがしろにして発展したまちは、いずれ衰退しています。先日開催された福山青年会議所主催「福山サミット」においても、「暮らしてみたいまちNo.1びんご福山」を実現するには、祭り等の伝統行事による地域連携、教育・歴史・文化の見直し、経済の発展、及び芦田川の浄化という意見が出されました。
子供が遊ぶ川を取り戻すことが、将来的にはまちの発展に繋がります。つまり、芦田川の32年連続中国地方1級河川水質ワースト1を返上を目指す事が、市長の言われる「行ってみたい・住んでみたいNo.1のまち」への第一歩である事は間違いないと私は確信しております。

それでは最初に財政の諸課題についてお尋ねします。
平成17年度普通会計決算見込みが発表され、28億7756万2千円の黒字との事でありました。従来より指摘していますが、この黒字の意味は、「繰越し」を意味するものであり、市民に誤解を与える表現は避けるべきではないかと再度指摘しておきます。
さて、この黒字の中には、合併した神辺町の平成18年2月末で打ち切り決算分も含まれている訳ですが、旧福山市における実質収支はいくらでしょうか。
また、28億円余の黒字を出しながら、133億円市債を借り入れておられます。より厳密な財政運営が行なわれていれば、起債の額も少なくて済んだでしょうし、市債の償還に充てる事も可能だったのではありませんか。税収が好調な時ほど、中長期視点に立った堅実な財政運営が求められます。ご所見をお示し下さい。
次に交付税改革により、人口と面積を基に自治体への配分額を決める「新型交付税」が導入された場合の、本市の試算ができておればお示し下さい。またその影響額をどのように検討されるおつもりか、対応策をお聞かせ下さい。

駅前整備についてお尋ねします。
先日、駅前広場の試掘により発見された石垣の利活用について、検討が行なわれているようですが、単なるモニュメント的な保存ではなく、例えば堀を利用した地下道というように、歴史を感じる事ができるよう、現在計画中の駅前地下送迎場の壁面に再利用してはいかがでしょうか。
また、駅前再開発については、現在計画されている再開発ビルがすべて完成した暁には、福山城はすっかり高層ビル群に埋没する事が予測されます。現在計画中の再開発ビルを含めた福山城周辺の想像図をCGで作成し、市民に示す事が必要ではないでしょうか。ご所見をお示し下さい。

幹線道路の整備促進についてお尋ねします。
現在、福山道路・福山沼隈道路・福山西環状線の一部が設計協議・用地事務段階に入っておりますが、現状の進捗状況では全線開通は、恐らく20年以上先と言わざるを得ません。各路線の供用開始のおおよその時期をお示し下さい。
また、議会においても、福山市都市基盤整備促進議員連絡会議にて、国に対して予算確保と早期供用開始に向けて陳情を行ったところであります。道路整備においては様々な課題がある事は承知しておりますが、現在の国道2号線の渋滞によるエネルギーロスや、経済的デメリット、CO2の排出量増加等を考えますと、一刻も早い全線供用開始を求められるものであります。また、福山道路については、早期に両方向、つまり東部方面からも事業に取組んでいただきたいと考えます。ご所見をお示しください。

サンピアの存続問題についてお尋ねします。
6月定例会でもお尋ねいたしましたが、緑町公園やばら祭の中核施設となっているサンピアの存続について、本市の方針としてサンピアは「年金・健康保険施設整理機構RFO」による、近い将来に行われる競争入札に委ねるという事でありました。
しかし、RFOによると、サンピアの処分については、地元自治体の意向を尊重する事という国会の付帯決議もあり、再度の話し合いに応じる用意はあるとの事です。市がRFOから購入の打診を受けた際は、議会で十分な議論が行なわれたとはとても思えません。また、地元の経済界等による、存続を求める会からの4万人分の署名に対しても、誠意ある対応とは言えないのではないでしょうか。
現状の営業形態を存続させるには、一つは固定資産税の問題が考えられます。固定資産税がかかると、現行の料金体系ではとても民間では運営できないであろうとの事です。RFOによると、固定資産税減免や、自治体で買い取った後に、民間委託する事を検討しているまちも多々あるとのことで、本市の例で言えば、ロッツや鞆の国民宿舎の事例があると考えます。いずれにしても、議会に諮り、広く市民に意見を聞き、アイデアを求めて対処を考えても良いのではないでしょうか。ご所見をお示し下さい。

福山市立女子短期大学についてお尋ねします。
現在、市立短大を4年制大学へ移行するという案が検討されていますが、広く市民や学生にとって魅力ある大学像を示す必要があります。
一点目は学部・学科の検討です。先日行なわれた市内の高校生及び、短大に在学中の学生に実施したアンケートによりますと、医療福祉系の学部を望む声が第3位でありました。しかし、特に看護師については、広島県の試算によると、平成22年の時点で2000人を超える看護師不足が予測されており、さらに平成20年に定員40名の福山医療センター附属看護学校が養成を停止し、深刻な看護師供給不足が生じることが予測されます。
これに対し、福山平成大学も来年度より定員80名の看護学科の新設を決定しており、同じく定員80名の医師会看護学校の存在を考えると、仮に市立大学に看護学科を設置すると実習病院不足が顕著となります。
そこで、医師会看護学校は現在定時制でありますが、この4月に全日制への新設検討委員会が発足したとの事であります。一つの案として医師会と十分に協議し、医師会看護学校を卒業生の地元定着対策を含め、市立大学に取り込む事も検討されてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。
また、今後到来する超高齢社会に向けて、アンチエイジングなどに取り組む体育学部や、同様に近い将来到来すると予測される食糧危機に対応する農学部なども検討していただきたいと考えますが、ご所見をお示し下さい。
さらに、同じくアンケートでは、短大だから進学したという意見も相当数ありました。ついては4年制大学に「短期大学部」の設置という案も考えられるのではないでしょうか。

二点目は、学生に「行ってみたい」と思える、より魅力的なキャンパスを整備する必要があると考えます。現在地は交通の便も悪く、校舎も老朽化しておりますので、この際、サンピアの跡地に移転し、市内の一等地に大学を開設されてはいかがでしょうか。かつては広島大学福山分校があった経緯もあり、適地ではないでしょうか。約10,000坪の敷地購入には30億円程度かかるものと思われますが、流用できる施設も多く、ローズアリーナという立派な体育館まで隣接しています。4年制大学へ移行を決断するのであれば、抜本的な対策を講じなければ、大学の永続的な発展は望めないのではないでしょうか。ご所見をお示し下さい。

職員採用についてお尋ねします。
呉市の職員不正採用において、ついに行政のトップであった前市長が逮捕されました。
このような話はどこのまちでもあると言う噂もありますが、今まで以上に、福山市においては絶対に不正はあり得ないというシステム作りが必要であると考えます。県や政令市には「人事委員会」という、議会や知事などの任命権者から独立した人事行政の専門機関として、地方公共団体の職員の任免や給与制度等の人事管理が適正に行われるよう、地方公務員法に基づき設置された合議制の行政機関があります。公平・中立な第三者機関であり、中核市である福山市においても設置の検討が必要ではありませんか。ご所見をお示し下さい。

職員の綱紀粛正についてお尋ねします。
相次ぐ不祥事に対して厳しい処分を下すだけでは、市民の信頼回復には繋がらないのではないでしょうか。例えば、多くの自治体が取り組んでいる事ですが、職員が揃いのジャンパー等を着用して、庁舎周辺や駅前の清掃ボランティアに取り組む例があります。本市においても「明るいまちづくり」の一環として取り組んでおられますが、信頼回復の手段としては有効ではないでしょうか。更なる目に見える信頼回復の方策をお示し下さい。
また、より一層の市民サービスの向上を実現する事が、職員の信頼回復の原点とも言えます。先日も市民課で2時間も待ったとの苦情が寄せられました。市民課には待ち時間表示がありません。発行を求める書類・枚数等により、おおよその待ち時間を例示するなどのサービスをされてはいかがでしょうか。また、市民からの苦情や要望をどのようにして全庁に反映させるのか、庁内イントラネット掲示板を活用した方策等、ご所見をお示し下さい。

公益通報制度についてお尋ねします。
公益通報者保護法は、平成16年6月に成立し本年4月に施行されました。この法律の趣旨は、法律に規定する犯罪行為を、労働者が、事業者、行政機関、その他の事業者外部に通報した場合に、一定の要件が守られていれば、この通報を理由とする解雇の無効、その他、不利益取り扱いの禁止を定めるものであります。
 この法の施行を受けて、すべての自治体で、事業者あるいは行政機関としての立場から公益通報に対する体制の整備を要請されているところであります。
 市長は、平成17年12月定例会において「公務に携わる職員や,請負契約などにより市の業務を行う者が,適正でない事実を察知した場合に,速やかにその内容を通報することができる総合窓口を設けることといたします。また,公益を目的として通報した者については,不利益や圧力を受けることがないよう,速やかな対応が図れる制度を検討しております。」と答弁されておられます。労働者保護の具体策等、その後の進捗状況をお示しください。

介護予防への取り組みについてお尋ねします。
高齢者の自立支援の観点から、介護予防に重点を置いた予防重視型システムへの転換を図る介護保険制度の見直しが行われました。見直しの中で、要支援・要介護になるおそれのある高齢者を対象に、効果的な介護予防事業を実施する地域支援事業が、介護保険制度に新たに位置付けられました。
まず、第一号被保険者の約5%程度いると言われる特定高齢者の把握について、地域包括支援センターの特定高齢者把握事業の取り組み状況と、現時点で何人程度把握されているのか、お示し下さい。
また、検診を受診した際の医療機関の特定高齢者のチェック体制が曖昧であり、高齢者がせっかく検診を受診しても、取りこぼす状況があると仄聞しております。また、その検診結果が出るまでに約2ヶ月がかかっている現状があります。医療機関への周知策をお示し下さい。
さらに今後始まる、通所による運動器の機能向上、栄養改善、口腔機能の向上、訪問指導による閉じこもり予防、認知症予防、うつ予防支援等の取り組みの具体についてお示し下さい。

主食としての米飯の見直しについてお尋ねします。
最近、市内のNPO法人が啓発している「発芽ごはん」という、専用の精米機で搗いた三分搗き玄米が注目を集めています。この米は炊く前に30分程度水に浸けておけば、飛躍的にGABAという脳内の血流を活発にし、酸素供給量を増やし、脳細胞の代謝機能を高める働きがある、神経伝達物質が増える事が確認されています。
また食感も従来の玄米とは比較にならないほど食べやすく、一般の健康食品より、ずっと安価であり、従来は主食であった米飯文化を取り戻す効果的な手段となるのではないかと考えます。
先日も福山市農業振興ビジョンが示され、危機的状況にある日本の農業を再興させるための様々な施策が示されました。併せて、まず日本人の食生活を、以前のような米飯主体のスタイルに戻す事が重要ではないでしょうか。そういった意味で、この発芽ごはんを学校給食に取り入れるなどして、行政としても支援してはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。

ノーマイカーデーの取り組みについてお尋ねします。
ノーマイカーデーとは、具体的には福山市で取り組んでいる「BEST運動」に参加する事です。
BEST(ベスト)運動とは、渋滞緩和とCO2削減を目的として、月に1回以上、好きな日に、自由な方法で取り組む「ノーマイカーデー」のことであり、会員になれば様々な特典もありますが、現在、目標の一割程度しか会員が集まっていないとの事です。
今後の一層のPRの方法をお示しください。
また地球温暖化防止計画に全庁的に取り組んでおられる事は評価するものですが、CO2の排出抑制は目標の6%削減に対して1%の達成状況との事です。RDF発電にかかるコストも嵩む中、乾燥行程に多くの都市ガスを使用するために、十分なCO2削減効果を挙げられない現状をどう分析しておられますか。また今後の対応策をお示し下さい。

芦田川の浄化についてお尋ねします。
7月27日に福山・尾道・三原3市の沿岸17漁協でつくる、燧灘海域漁業秩序確立対策協議会から、芦田川の河口堰を撤去し、自然の芦田川に戻すよう要望がありました。しかし、本市は「堰の撤去は困難」と協議会側に回答したとの事であります。
鞆の鯛網は現在「観光鯛網」ですが、以前は鞆の周辺は鯛の素晴らしい漁場であり、その最大の功労者は芦田川が運んできた豊かなプランクトン等であったと考えられます。それゆえ協議会の要望はもっともであると感じます。また、河口堰を開放すれば汽水域が復活し、シジミ等の生物による水質浄化も期待できます。
しかし、河口湖の水は工業用水として日量7万トン程度の利用があり、代替水源が確保できない限り開放は難しい事は重々承知しております。それでもなお、例えば30年先の河口堰開放に向けて、代替水源の確保策などを今から検討する必要があるのではないでしょうか。ご所見をお示し下さい。
また、河口湖の水質改善に効果があると言われる堰の弾力的開放については、多くの条件があるとの事であります。
具体的には、府中の雨量が1日10mm以上で、かつ河口湖への流入量が毎秒5.5m3を越える時、ただし、放流は満潮時のおよそ3時間前頃の上げ潮時から満潮時の間で行うと言うものです。さらに稚魚の放流など漁協からの要望による中止や、職員の勤務時間外による中止、洪水放流による事前放流による中止があり、開放の条件が整っても実際に開放できるのは1/3程度、年間5〜6回であります。この回数を少しでも増やせるよう、芦田川下流水質浄化協議会での更なる議論を求めるものであります。併せてご所見をお示し下さい。

 また、市民全体で芦田川の浄化を目指すという機運には、まだまだ至ってないのではないでしょうか。「ワースト1の川のまち」という汚名を返上するためにも、今こそ市民の「民度」が試される時ではないでしょうか。
協働のまちづくり「キーワードモデル事業」の特に「環境」に力を入れ、支流単位・地区単位での河川浄化への取組みや、活動費の補助などを検討する必要があると考えます。また酵素団子等を使って干潟や河川浄化に取り組んでいる市民団体もあり、活動が多くの市民に伝わるよう、広報や啓発に協力し、市民一人一人が生活排水の軽減を考えられるような方策について、ご所見をお示し下さい。
さらに合併地域での下水道整備が進んでおりますが、下水道整備が進めば進むほど、川の流量が減るという問題もあります。すでに1000億円を超える事業債もあり、敷設後の維持管理に多大な後年度負担が生じる可能性があります。そこで、合併処理浄化槽の一層の整備促進、適正管理、補助金の増額についても検討する必要がありませんか。ご所見をお示し下さい。

教育についてお尋ねします。
最初に水辺の安心・安全対策についてお尋ねします。
6月定例会においても、水の事故に対する対応策について提案しましたが、水の事故防止には、子供の水に対する危機管理能力を高める必要があります。
中国地方の1級河川で32年連続水質ワースト1の芦田川、本市も芦田川一斉清掃などのイベントを企画しておりますが、参加者の多くは昔のきれいな芦田川で遊んだ経験のある市民です。汚い芦田川しか知らない今の子供達が、将来的に川をきれいにしようと言う思いを持ってくれるか、いささか不安に感じます。
子供が川でしっかり遊び、芦田川が「もっと綺麗にならないかな?」という考えに繋げなければならないと思います。 幸い芦田・駅家といった中流域にはまだまだ豊かな自然が残っておりますので、繰り返し提案致しますが、川に学ぶ体験活動協議会(RAC)の講習を受けるなどして、まずは子供を安全に川で遊ばせるリーダーの養成に取り組んでいただきたい。ご所見をお示し下さい。

また、芦田川環境マネジメントセンターによる、「水辺の学び舎」の開催や、環境保全課による小中学生を対象としたイベントにおいて、カヌー体験やペットボトルロケット製作などの活動は評価するものです。私も、夏休み期間中に2つの水辺の自然体験学習会を企画・実行致しました。
一つは芦田川を、府中の児童館「POM」から「ちゃぷちゃぷランド」まで、福山平成大学の協力を得て、大学所有のラフトボートを借用して、小学生を対象とした川下りを行ないました。子供達はボートを漕ぐより、もっぱら川の中で泳いだり、橋の上から川に飛び込んだり、ライフジャケットとヘルメットを着用した万全の装備で、川遊びを堪能した様子でした。
このような芦田川に慣れ親しむ機会を継続して提供できる「海洋少年団」や「ボーイスカウト」のような「子供を川で遊ばせる会」を、官民が協力して作る事が、水の事故を防止する有効な手段ではないでしょうか。そしてその子供達が、将来川の浄化や自然環境の保護に活躍してくれる事を願うものであります。ご所見をお示し下さい。

二つ目は、山野峡にて川漁師さんの協力により、投網による鮎漁を体験し、塩焼きや「鮎飯」にして食べるという行事を行ないました。
子供達に山野の自然に触れて欲しいという地元の方の協力があり、実現した行事であります。子供達は川漁師さんと一緒に宝石のように光り輝く川魚を捕まえ、この夏一番の思い出になった事と思います。
このように、山野峡や新市の神谷川などで、地元の漁協の方と協力して、子供に清流で魚を捕まえるという体験をさせる事はできないでしょうか。観光鯛網ならぬ、観光川漁師体験というわけです。ご所見をお示し下さい。

二つの企画を通して感じた事は、小さな子供もライフジャケットを着ければ、深みでも安心して遊べた事です。泳ぎに自信があっても無くても、海や川に行く時はライフジャケットを装着するよう心掛け、万一流されたり、波にもまれても、ライフジャケットさえあれば絶対に沈むことはありません。各学校のプールに何着か備え付け、児童・生徒に体験させ、その有用性を体験させてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。

また、水の事故が続くと、水辺に近寄らせないという指導がありがちです。それに対して、泳ぐ力の向上も水の事故防止に有効であります。しかし、市内の中学校の水泳部はほとんどが休眠状態であり、本市の中学生の水泳選手の育成は、スイミングクラブに頼っている現状があります。その結果、水泳部の無い福山市立中学の生徒が全国大会に出場するといった摩訶不思議な現象も生じています。そこで、学校や地域における水泳指導者の更なる養成や、地域の水泳教室による学校のプールや、市営プールの利用の利便性を高める事を求めます。ご所見をお示し下さい。
そのような状況の中で、市内の6小学校では、夏休み期間中に水泳教室を開き、8月最終日曜日に「六校親善水泳大会」を開いて成果を披露しています。多くのボランティアに支えられ、今年は25回記念大会を開催する事ができました。しかし各水泳教室の保護者・コーチにはかなりの負担がかかり、持ちまわりの大会開催校の負担も大きく、このような地域のスポーツボランティア活動を支援する施策についても検討されてはいかがでしょうか、ご所見をお示し下さい。

最後に歴史・道徳教育についてお尋ねします。
 先日、市内の戦没者慰霊碑を、若い人達が集まって清掃するというイベントがありました。市内には多くの戦没者慰霊碑がありますが、遺族会なども高齢化し、管理する方がおられず、慰霊碑の周囲は草が生い茂った状態でありました。このまま放置しておくのは忍び無いという若者達の心意気には、大きな感銘を受けました。彼等は慰霊碑の碑文に記してある、福山出身の多くの兵士が大変な苦難の戦闘、あるいは飢餓の末に亡くなった経緯を読み、あらためて現在の平和に感謝したとの事であります。戦争を美化するものではありませんが、このような機会を通じて先人の労をねぎらい、不戦の誓いを新たにする事は必要ではないでしょうか。戦争遺跡の訪問等を、歴史教育・道徳教育の一環として取り組まれてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。

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平成18年6月 誠友会・代表質問

私は誠友会を代表して質問します。
質問に先立ち、先日インドネシアで発生した大地震により犠牲になられた方に、哀悼の意を示すとともに、心からお悔やみ申し上げます。
 国内でも沖縄などで相次ぐ自然災害を目の当たりにし、本市におきましても、より災害に強いまちづくりに取り組むとともに、市民の皆様への防災意識の啓発と、緊急時における避難場所の周知徹底が大切であると、心新たにしたところであります。
さて、新たに結成されたわが会派は、子供の夢を育む市政の実現を念頭におき、市長の目標とされる「住んでみたい・行ってみたいまち・福山」を、議会・議員としての役割を怠ることなく、是々非々の立場で行政と協働し、早期に実現できるよう努力して行きたいと考えております。

それでは最初に、真の地方自治に向けた諸課題についてお尋ね致します。
従来、地方公共団体である地方都市が、「自治体」と呼ばれるようになり、最近では「地方政府」という表現も出てまいりました。地域における行政を自主的かつ総合的に実施するという意味での「地方政府」という表現であろうと思います。地方分権の推進に伴う都市間競争の本格化が予測されるなかで、本市も行ってみたい・住んでみたいNo.1のまちを目指して、より魅力あるまちづくりを推進する必要があると思います。
第3次総合計画の将来都市像は,「輝く瀬戸内の交流拠点都市 個性豊かなばらのまち 福山」であり、第4次総合計画(案)の将来都市像では,「にぎわい しあわせ あふれる躍動都市 ばらのまち ふくやま」であります。
福山の特徴や全国の全ての面を網羅した立地条件、都市間競争、道州制を視野に入れた展望ある都市像にすべきではないかと思います。
国民、市民のニーズが多様化する中、市長はどのような都市像をお考えでしょうか。具体的にお聞かせ下さい。
その具体を、一つ一つ早期に実現することこそ、市長の言われる「行ってみたい、住んでみたい、NO.1」のまち福山の実現につながるものと思います。

そのための最初のテーマは「美しいまちづくり」であります。景観を考慮した福山のまちづくりについて、「景観条例」の研究もされているところですが、行政による調査研究がどの程度進んでいるのか、現状をお示しください。
そして、本市が誇るべき、次世代に継承するために守るべき景観とは何かという指針を定めるべきではないでしょうか。福山らしい景観とは、福山城周辺の都市景観、芦田川周辺の癒しの親水空間、新市の藤尾の滝や、山野の龍頭の滝などの自然的景観、神辺の堂々川砂止めなどの歴史的建造物の織り成す景観、内海・走島、仙酔島、グリーンラインから見る瀬戸内の多島美など、本市が誇るべき・守るべき景観がいかに多いか、歴史的にも自然的にも恵まれた景観都市である事実を、あらためて認識しなければなりません。
本市は景観行政団体でもあり、早急に多くの市民を巻き込んだ景観条例・景観計画の研究・検討、パブリックコメントの募集や、公募委員を含めた景観計画策定委員会の設置などが当面必要と考えますが、ご所見をお示しください。
また先日、山野峡山開きに参加したところ、地元では山野峡の水流減少が問題となっており、渕が浅くなり川の魅力が減ったなどの声もあります。里山の保全・林業振興に一層の力を入れるとともに、県と協力してより魅力的な河川改修のあり方について地元の声を聞きながら取り組んでいただきたいと思います。いかがでしょうか。

次にサンピアについてお尋ね致します。
行ってみたい、住んでみたいNo.1のまちを目指す本市において、参考となる調査結果をご紹介します。
東洋経済新報社の調査「全都市住みよさランキング」によると、全国780都市の中で本市は216位との事です。
また、内閣府の調査によると「住んでみたいまち」には、3つの要素が求められるとの事であります。一点目は高速道路のインターチェンジまでの距離であります。これについては福山道路等の幹線道路網の整備により、努力されている事は評価するものであります。二点目は下水道の整備率であります。これも合併地域の整備が今後進んで行く事が見込まれ、評価致しております。3点目は公園面積であります。公園という癒し空間の有無が、住んでみたいまちの要素として非常に重要であるとの事です。
現在、サンピアの今後の利活用が取り沙汰されておりますが、バラ公園・緑町公園と一体感のあるサンピアについては、市民の利用も多く、収支も比較的良いと仄聞致しております。本市が主体性を持って後継企業の誘致や、跡地活用について支援してはいかがでしょうか。100万本のばらのまちを目指す本市にとって、周辺の公園と一体化したサンピアの利活用については重要な課題であります。取り組みの現状と課題をお示しください。

国による地方交付税削減への対応についてお尋ね致します。
平成18年度福山市一般会計予算において、基礎的財政収支の黒字化は達成していますが、地方交付税は113億円を見込まれています。財政運営の自律性の見地から、従来から地方交付税による国と地方のもたれ合いが指摘されており、その是正と地方への自立を促す交付税改革が、現在国において検討されています。合併特例債等の交付税措置のある有利な起債も活用してゆかなければなりませんが、現下の社会経済動向を併せ考えますと、より一層の自主財源確保への努力も必要と考えます。そして将来的には交付税不交付団体を目指すことが、真の地方自治に繋がるのではないでしょうか。お考えをお聞かせください。
もとより国に対する税源移譲等を強力に要請することも必要でありますが、今後は交付税不交付団体への取り組みを強める自治体と、そうでない自治体との差は顕著になるものと思われます。都市間競争に打ち勝ち、企業誘致等による持続的自主財源の確保策についてのご所見をお示し下さい。

次に市職員の綱紀粛正についてお尋ね致します。
 今後ますます地方分権が進むことにより、地方自治体の職員の綱紀粛正の徹底と、より一層の資質向上は急務であります。先日、下水道工事において多くの不適切な事務処理等が報告されました。さらにその他の土木工事についても、調査を進められるとの事であります。今後の調査になお数ヶ月かかるとの事でありますが、「時間が掛かり過ぎではないか」との、市民から厳しい批判を受ける事態が予測されます。今回の下水道工事の調査におきましても、職員からの自発的な報告があったやに伺っております。今後も職員の良心に期待し、不適切な事務処理があれば、1日も早く発表することが、市民への信頼回復の近道であります。早期に全容を解明し、内発的な自浄作用を促す方策を確立するべきと考えます。取組みの具体をお示し下さい。

個人情報保護についてお尋ね致します。
IT化の進展にともない、行政・民間を問わず、コンピュータやネットワークを利用して大量の個人情報が取り扱われるようになりました。こうした個人情報の取り扱いはますます拡大し、その情報としての価値及び重要性は飛躍的に高まってまいりました。一方で個人情報が本人の知らないうちに利用されるようなプライバシーの侵害が懸念される為、福山市では、平成2年10月1日個人情報保護条例を、国においても、昨年4月「個人情報保護に関する法律」が全面施行されました。
 この法律では、個人情報を事業のために取り扱う事業者に対し、個人情報の利用目的の特定・適正な取得・安全管理措置・本人からの請求や苦情に対応することなどが義務付けられています。
これにより、国や地方自治体だけでなく、民間事業者にも罰則を伴った法律による規制が実施されることになり、個人情報保護への期待は高まりました。
しかし、一方で必要とされる個人情報の提供が行われなくなったり、学校の連絡網や各種団体等の名簿の作成が一部で中止されたりするなど、過剰に反応しているようにも思えてなりません。
個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護するという法律の目的からしていかがなものかと思慮いたします。
現在、福山市として個人情報に関わっての現状をどのように把握しておられるのかお考えをお示しください。

日本司法支援センター(法テラス)の誘致についてお尋ね致します。
 「市民に身近な司法」として、市民に相談機関を無料で紹介する窓口業務や、国選弁護、弁護士費用の補助など総合的な法的サービスを提供する「日本司法支援センター」(愛称・法テラス)の業務が10月開始と聞いております。
本市においても、市民より様々な相談が、生活相談課や消費生活センターに寄せられておりますが、その件数や傾向についてお示し下さい。
また、法律相談については、福山地区弁護士会の当番2名が週一回半日の無料市民相談を実施しており、1週間前に電話受付が開始されると聞いております。ただし、18枠ある相談枠がものの15分で埋まってしまうと仄聞しております。相談件数や内容について把握されておられましたら、お示しください。
このように、市民が身近に法律問題の相談を寄せることのできるメリットを享受するために、本市においても法テラスの誘致について検討さてはいかがでしょうか。福山地区弁護士会も誘致に向けて積極的な活動を行なっていると仄聞しております。ご所見をお示しください。

選挙啓発についてお尋ね致します。
近年、ほとんどの選挙において投票率が低下しております。市民の政治離れという一言では済ますことのできない状況だろうと思います。
来春の統一地方選挙に向け、特に若者の政治に対する関心を高める必要があるのではないでしょうか。先日開催された若者フォーラムで出された意見と、その対応策についてお示し下さい。
また、総務省作成の選挙啓発ショートムービーは大変面白く、若者の政治に関心を高めるきっかけ作りになると思います。市内の学校での上映に取り組まれてはいかがでしょうか。
さらに、小中学校における児童・生徒による生徒会等の自治組織は、本当の意味での自治とはやや遠く、学校における「自治」の概念の教育について、再度検討する必要があるのではないでしょうか。例えば以前取り組まれた、本会議場を使った「子供議会」を再度実施されてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。

移植医療への理解と促進についてお尋ね致します。
全国約23万人の人工透析者のうち、腎移植待機登録患者は約13,000人おられます。
 腎移植の件数が伸び悩んでいる原因の1つに、腎臓提供者の減少があります。平成7年に臓器移植法が施行されて、従来の心停止下での臓器提供に加えて脳死での提供も可能になりましたが、マスコミ報道の加熱と同時に多くの誤解や勘違いも多発し、従前から行なわれていた心停止下での臓器提供件数までもが減少してしまいました。
 移植医療は提供する側も、提供される側も、正しい知識をもって、先入観や風評などに惑わされないことが大切です。行政としても、移植医療に対する正しい知識を広める取組みを検討されてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。
 また、移植医療の推進にはドナーカードの普及も重要課題であります。ドナーカードには臓器提供を拒否する項目もあり、カードの普及が臓器提供の押し付けになる事はありません。カードの普及については、コンビニのレジ等、民間に頼っている側面も大きく、普及率はまだ10%台ではないでしょうか。近年問題となっている、渡航移植、とりわけ中国人死刑囚からの移植は国際的問題に発展しており、取り組みが遅れているという批判は免れません。移植医療は相互扶助で成り立っていると言っても過言ではありません。その結果として多くの移植待機患者が健康を取り戻し、再び社会に貢献する事が望まれます。カード普及の具体について、方策をお示しください。
さらに医療費について言えば、平均寿命の延伸に伴い、透析を必要とする患者数と期間は増加の一途をたどっております。透析患者一人あたりの医療費は年間約600万円であり、本市の国保財政を圧迫する一因になりつつあります。その抜本的解決・治療は、移植医療の推進と考えます。本市における透析患者数と、国保医療に及ぼすおおよその影響額についてお示しください。

農業振興についてお尋ね致します。
我国における食料自給率の問題は、極めて深刻であり、本市においても抜本的な対策が急がれるところであります。特に担い手の問題と、特産品の開発が課題と考えます。担い手については、今後の団塊の世代の大量退職の受け皿としての農業従事者増を図るために、現在園芸センターで取り組まれている農業担い手研修事業を、県や農業団体と連携して抜本的に拡充を検討されてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。
また、福山の風土に合い、関西・関東地方の市場で評価を受ける特産品の開発、推奨をする事により、収益性の高い農業への取り組みが必要と考えます。今後の取り組みの具体をお示し下さい。
 さらに、芦田町・新市町で大規模な圃場整備・水路整備等の村おこし事業が行われつつあるところですが、費用対効果の見込みについてお尋ねします。投資する経費に見合う収益を上げることのできる農産物は何を見込んでおられますか。担い手については、どなたに、どのような手法でやっていただくと考えておられますか。完成後の利用計画についてお示しください。
 その反面、中山間地の耕作放棄地の拡大は急激に広がっており、農地集約の困難地域への対応も急がれます。近年広まっているスローライフ志向により、田舎暮らしを望む都会人を積極的に受け入れてはいかがでしょうか。ご所見をお示しください。

コイヘルペスについてお尋ね致します。
 5月6日、芦田川水系から回収された死亡コイから、コイヘルペスウイルスが検出され、今日までに1万匹を超える死亡コイが回収されたとの事です。
 幸いコイヘルペスウイルスは人に感染することがなく、大きな混乱には至っておりませんが、芦田川水系にてこれほどの大量感染は大きな問題であると言えます。
原因は芦田川の水質の悪化による大量感染との見方もありますが、芦田川水系における鯉の大繁殖は自然の枠組みを超えており、養殖業者による不要な鯉の放流や、地域の河川浄化のシンボルとして放流された鯉が繁殖した結果、野生の鯉よりも耐性が低い鯉が増え、ウイルス感染に繋がっているのではないかとの意見もあります。鯉は雑食性で、大量繁殖はブラックバスと同様に生態系のバランスを崩すため、今後は安易な放流は慎まなければなりません。
この度のコイヘルペスの大量感染からどのような教訓を得て、今後どのような対応に繋げるのか、ご所見をお示しください。

市民病院についてお尋ね致します。
救命救急センターが開設され1年が経過し、ヘリポート等の整備も終わり、神辺診療所も加わりました。平成17年度の総括と、新体制における抱負をお聞かせください。
また、病院機能評価の受審にも取り組まれ、患者サービスの向上に努められていることは評価するものであります。更なる市民の病院に対する信頼を高めるための方策・取組みをお示し下さい。
3次救急医療については、1年間の実績とそれに伴う費用対効果を示し、今後の見通しをお聞かせください。また、救命救急担当スタッフの体制充実は厳しい状況であるとの事でした。現在の医師・看護師の人員、またローテーションの体制など、現状をお知らせください。
市民病院は基本方針に「効率的な経営管理と自立した健全経営」を掲げられておられます。平成17年度は3億4千万円程度の赤字の見込みと報告がありましたが、平成18年度診療報酬改定に対する影響額をどの程度見込んでおられますか。また、その減収対策にどのような方策を講じられるのか、ご所見をお示し下さい。

競馬振興策についてお尋ね致します。
平成17年度は単年度収支約5100万円の黒字と報告がありましたが、入場者数及び売得金の下げ止まりには至っておりません。
先日も競馬場を視察しましたが、来場者の多くは中高年の男性であり、抜本的なファン層の拡大を図らなければ、競馬事業の将来には一抹の不安を感じました。新たなファン層の拡大には、市民に競馬場に競馬以外のイベント等で来場していただき、競馬場に親しむきっかけ作りをしてはいかがでしょうか。これまでもNHK連続ドラマ「ファイト」のロケの誘致や、「わくわくビジョン」を使ったサッカーワールドカップの中継なども検討されたと仄聞しております。広く市民に競馬場の有効活用について意見を募集し、開かれた競馬場を目指されてはいかがでしょうか。ご所見をお示しください。
また、競馬場はギャンブル場と感じる世代もあり、売上の伸びているIT世代をターゲットとしたインターネットによる在宅投票について、一層の啓発を行ってはいかがでしょうか。ネットバンク投票、D-netインターネット方式による投票等、各種投票方式の啓発策について今後の予定があればお示しください。

福山市立女子短期大学についてお尋ね致します。
短大を4年制大学に発展改組していく事は、本市の将来にとって大きな意味があるとの事ですが、短大にせよ、4年制大学に移行するにせよ、しっかりとしたビジョンを示す必要があると考えます。
地元要望に応える魅力ある学校作りも必要でありますが、それとともに、市外より学生を集め、卒業後は本市に就職してもらう事が、行ってみたい・住んでみたいまちというキャッチフレーズに合致するものであります。そのようなビジョンを持って、学部・学科の選考については、既存の学科の枠にとらわれず、新たな視点で学部・学科の選定を心がけるべきではないでしょうか。ご所見をお示しください。

子供の安心・安全対策についてお尋ね致します。
 幼い子供が犠牲となる痛ましい事件が後を絶ちません。犠牲になられた方々に心よりご冥福をお祈りいたします。本市においては、それぞれの学区で老人会を中心とした地域の方々に、子供たちの下校時の安全対策にご協力をいただいております事に感謝を申し上げます。
4月に全児童に防犯ブザーを配布し、その効果が期待されるところです。しかし、ブザーの警報音に対する市民の認知度は低く、防犯ブザーが鳴っていても、それが防犯ブザーの警報音であるという認識ができていないように感じます。
多くの市民が早期に認識し、いざという時に迅速な対応ができるよう周知をはかるべきと考えますが、ご所見をお示し下さい。
 6月1日より道路交通法が改正され、自転車の片手運転が禁止となりました。中学生の通学に当たり、雨天時のカッパについては、反射材の有無や、様々な素材や色・デザインのカッパがあるとの事です。教育委員会の指導はどのようになっていますでしょうか。
これから水難事故が多発する季節を迎えるに当たり、子供・保護者・教職員も含めて着衣泳の講習会等に、積極的に参加する必要があると考えます。さらに実践的な川の指導者講習会RAC「川に学ぶ体験活動協議会」や、プロジェクトWET「Water Education for Teachers:教師のための水に関する教育プロジェクト」の略であり、教育活動を通じて、水や水資源に対する認識・知識・理解を深め責任感を促すことを目標として開発された「水」に関する教育プログラムに本市教職員も参加し、積極的な水辺の自然体験活動を行うとともに、水難事故の防止に最大限の知識と技術を身に付ける必要があると考えますが、ご所見をお示し下さい。
さらに、高知市教育委員会では、学校現場での紫外線対策に積極的に乗り出しており、環境NGO代表を講師とした教員研修や、プールサイドへのテント設置、UVカットの帽子の推奨などに取り組んでいると仄聞しています。本市においても、子供達の健康を第一に考え、紫外線対策により積極的に取り組む必要があると考えますが、ご所見をお示し下さい。

山野峡を活用した自然体験学習への取り組みについてお尋ね致します。
数年前に休校となった山野北小学校の有効活用の声が地元であると仄聞しております。ご存知のように山野峡は本市が誇るべき清流と豊かな野山があり、本市の貴重な財産と言えます。そのような財産を子供達の健全育成に利用することは地元の活性化にも繋がり、一石二鳥であります。子供の林間学校の拠点となるよう、山野北小学校を整備してはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。

子供の食育についてお尋ね致します。
「早寝・早起き・朝ご飯」と言われるように、「生活リズム」と「食生活」を正すことの必要性が近年強調されています。私たちは今一度、戦後の食生活の歩みをしっかり振り返ってみてはどうでしょうか。現状の一要因に、食料の輸入増加や、季節感の減少により、食が家庭から離れ、企業依存の方向へ誘導されてきた経緯があります。また、惣菜販売店等の増加により、食卓から“おふくろの味”が薄れ、食品汚染なども進み、心と体と社会の健康が損なわれてきた側面は否定できません。
高知県南国市では、地元農家の協力を得て児童が作物を育て、学校給食に取り入れるという取り組みのなかで、給食の残菜ゼロを実現している学校が出てきています。子供の五感に働きかけ、土にふれ命を育てる実践は、各地で増えてきているようです。このような取り組みを広げるには、行政の財政支援や人材支援が必要です。試験的に特定の学区で取り組まれてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。
また、食育は食料自給率の問題にも大きな影響を与えます。南国市が農業委員会の提案に基づいて地元産米を使った米飯給食に踏み切った際には、学校の各教室に炊飯器を設置したそうです。給食で食べるご飯を実際に炊いて見せ、炊きあがりの香りをかいでもらうなどして子供たちの米飯に対する関心を高め、消費拡大に結びつけたとの事です。本市においても地産地消の推進事業とタイアップして、給食材料の積極的な地元食材の導入と、試験的に教室への炊飯器の設置等を検討してみてはいかがでしょうか。ご所見をお示し下さい。

最期に教科書選定についてお尋ね致します。
公立学校の教科書の採択に当たっては、マスコミでも報道されたように、様々な議論がありました。本市においても教科書を一定期間展示するなどの配慮をされておられましたが、採択されるまでの経緯についてお示しください。

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平成17年6月 定例会代表質問

私は緑風会を代表して質問と提案をいたします。
質問に入る前に、名誉市民の宮地 茂様のご逝去に対しまして、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
それではまず始めに、これからの自治体運営は少子化、デフレ経済を経験する中で、平成12年度から施行されたいわゆる地方分権一括法や市町村合併の進展により、国と地方、県と市町村、行政職員と市長、地域住民同士が構造的変革期にあり、加えて自然環境や社会環境が深刻な課題をかかえ、議会、行政、市民おのおのの真摯な取り組みが求められているものと認識しております。こうした中にあって羽田市長は7つのキーワードを掲げて、就任早々に保育所通所児対策、職員給与の調整手当ての見直しや、福山市協働のまちづくりに向けた取り組みは評価するものであります。 
それでは質問にあたり、4点ほど質問の骨子を述べさせていただきます。行政や政治の基本と捉えるべき議会及び地方自治体の使命は、市民のクオリティーオブライフすなわち「生活の質」の向上であると考えます。そのためには、体の健康、心の健康、社会環境の整備、自然環境の整備が必要であります。私はこの4点が備わって、はじめて多くの市民が生きがいを感じる町づくりが実現できるものと確信しております。市民は納税者という立場から、便利・快適さのみを求めることなく、積極的にまちづくりに参画し、行政もまた市民からの貴重な税を無駄にすることなく、市民サービスの向上を心がけ、地方自治における真の住民自治を実現するために、双方の歩み寄りと努力が必要であると考えます。

最初に、財政の諸課題についてお尋ねします。
福山市は健全な財政運営によって投資的経費を確保し、必要な公共事業は推進する必要があります。そのためにも一層の行財政改革を推進し、情報公開により市民の市政に対する信頼を高めなければなりません。地方交付税等の削減による税収不足が見込まれる中、従来型の予算編成を行うには、起債に頼らざるを得ない状況が加速するのではないかと危惧します。税収減の中で投資的経費を確保するには、更なる行革への取り組みが必須であります。
先日、合併特例債を主体とした市債の償還については、平成31年をピークとし約47億円の償還であるが、大きな負担にはならないとの説明がありました。特例債を活用すれば交付税の措置があるとは言え、一般行政経費を確保した上での起債の発行の考え方、見通しについて考え方をお示し下さい。加えて、公債費比率の中長期的見通しについては、起債の発行において、本市としての公債費比率の上限あるいは、適正値を定めておく事が必要と考えますが、その具体的な数値目標及び中長期的な見通しについてお示し下さい。
更に、新市、内海、沼隈と合併が続き、来年春には神辺との合併が決定しましたが、公共事業は合併建設計画の割合が一層増しており、さらに中央図書館や駅前広場整備といった大型公共事業も控え、従来からの公共事業が随分としわ寄せを受けてくるのではないかと考えます。合併前と比較して、合併建設計画の公共事業全体に占める割合をお示し下さい。そして従前より言われていた事ではありますが、合併建設計画以外の生活密着型の公共事業等に対する投資的経費の確保が困難にならないようにするには、どのような対策を講じられるおつもりか、ご所見をお示し下さい。
 以上の観点から、起債の発行の抑止、公共事業等の投資的経費の確保という点を遂行して行くためには、どうしても義務的経費等の削減が求められます。そのためには法制化に向けて動き始めた「市場化テスト」の本市における導入も検討されていますか、検討されていましたら、内容をお示し下さい。

行財政改革についてお尋ねします。
今年度より局長制が導入されましたが、市民局においては重点的に「協働のまちづくり」を推進されています。現在、指針づくりに向け、公募の委員も含めた、福山市協働のまちづくり指針策定懇談会も開催され、7月策定に向け、急ピッチで審議されています。市民一人ひとりがお互いに知恵を出し、汗を流し、一緒に住みよい町にしてゆこうという「協働のまちづくり」が実現するものと思われます。
懇談会を傍聴しておりましたが、その席上で審議期間が短いのではとの意見が出ました。次年度の予算反映のため急ぐという答弁がありましたが、それに対しては一定の理解をいたします。しかし、協働のまちづくりの指針を策定するということは、ここ数年来の課題であり、着手を早くしていただきたかったと思います。ある程度、予算反映を図りながら、1年くらいはかけて審議すべきと考えますが、お考えをお聞かせ下さい。
 また現在パブリックコメントを募集しており、市のホームページに募集要項が掲載されておりますが、6月1日発行の市の広報には掲載が無く、IT弱者に対する対応が不十分ではないかと考えます。現時点での応募件数をお示し下さい。
 昨年12月の代表質問でもお尋ねいたしましたが、市民活動への財政的支援は切望されているところです。我が会派では、先般千葉県市川市の1%条例の視察に行ってまいりました。これはハンガリーの1%法をモデルに、個人市民税の1%の使い道を、市民団体やNPO活動の支援に指定できるという条例です。まだ第一回目でもあり、市民への周知が十分でなかった課題は残ったようですが、自分の納めた市税の使い道を十分吟味することができ、また活動をしている市民や団体も自分達の活動を多くの市民に知ってもらえたと、双方おおむね好評だったとの説明を受けました。指針案のなかに、行政の役割として、市民活動基金など財政的支援とありますが、市民活動基金とはどのような基金であるのか、具体をお聞かせください。
また、町づくりの第一歩は「選挙」であります。市民、行政、議会が三位一体となった町づくりを進める中で、現状の選挙における投票率では、市民の町づくりに対する関心は低いように思われます。まず選挙の投票率を高めることが町づくりの第一歩であり、そのためには選挙公報を発行することも必要であると考えます。全国の中核市のほとんどがすでに選挙公報を発行していると仄聞しておりますが、その現状と本市の取り組みの予定をお示し下さい。

続いて職員互助会掛け金の負担割合についてお尋ねします。
4月より職員互助会の市の負担額は、職員負担額に対して1:1に改められましたが、過年度については1:3.5の割合であり、職員掛け金4185万円に対して市の掛け金は1億4683万円と、年間約1億円も市が職員負担より多く負担しておりました。中国地方では島根県が県の負担を全廃するなど、他県でも1:1を下回る負担率となっています。更に京都市や神戸市では税務調査が入り、現物給与と認定を受け追徴課税される例もありますが、本市においてそのような危惧はありませんか。大阪市では助役より互助会の解散の勧告も出されましたが、本市の互助会も決算内容を公開し、透明性の増大を図ってはいかがかと考えますが、ご所見をお示し下さい。

自治体改革推進会議の設置についてお尋ねします。
本年3月定例会でヤミ専従問題に対する質問と答弁などを基に、この度、自治体改革推進会議の設置に関する要綱を発表されました。
3月定例会では、組合の専従職員以外の職員は,適法な組合活動のほか,それぞれ自治体改革推進委員,厚生事業委員,安全衛生委員として,職員の福利厚生,給与制度,労働安全衛生等の課題の改善に向けた業務に日々従事しているもので,本市が目指す労使協働という労使関係の中で,それぞれの委員として業務に取り組んでいるものであります。と答弁され、そして、この度の総務委員会資料の(これまでの経過)の中では、低年齢児保育、延長保育などの保育サービスの充実、また、職員定数の削減、特殊勤務手当見直し、調整手当廃止、などなど行財政改革の推進が行えたのも委員会活動の成果の一つであり、本市が健全な財政状況を維持し続けてきた要因の一つでもある。とこれまでの委員会の成果を明らかにされています。
しかし、議会にはこのような委員会があることも、また、市費で活動する職務専念義務免除職員が8名在職していることも知らされていませんでした。当然のことながら議会からの行革の指摘などに対して、理事者と組合との協議で先ほどの成果が上がったものと理解しておりました。それだけにその存在の正当性を説明されても、即座には理解出来ないかっか隔靴そうよう掻痒の思いがしております。専従職員の存在を隠していたとは思いませんが、これからの市業務に対する説明責任の重大性を認識して頂きたいのですが、お考えをお聞かせ下さい。
また、要綱についてでありますが、市の職員としての業務ととらえるのであれば、何れかの部、課に所属しその職務を免除するのではなく、組織で言えば総務部に正式に位置づけることや、事務分掌で明らかにし、業務内容を明確にすることによって、市民にも理解が得られると考えますがいかがでしょうか。

指定管理者制度についてお尋ねします。
平成15年6月の地方自治法の一部改正により、公の施設の管理委託制度に替えて指定管理者制度が創設されました。それに伴い、福山市はこれの運用について平成18年4月からとされています。
この制度は広く民間事業者も施設管理者の対象としており、公の施設サービス向上や管理経費の縮減などの効果を発揮するものと期待しているところであります。
提示された資料によると、福山市としてこの対象になる施設は480ヶ所ありますが、施設の性格もまちまちであり、指定管理者を決定する手順としてどのような分け方をされるのか、また、これまで管理委託をしていた団体との関係をどのように整理されるのかお伺いいたします。そうした経緯を踏まえて指定の方法は公募方式や指名方式などがあると思いますが、どう対応されるのかお示し下さい。

競馬事業の改善策についてお尋ねします。
競馬事業は引き続き厳しい状況下にありますが、現在プロジェクトチームにより取り組まれております振興策の主要な柱の中で、場外発売所の位置づけについてはどのように捉えておられますか。場外発売所の設置希望者や候補地は複数あると仄聞しておりますが、状況と今後の拡大の見通しについて、ご所見をお示し下さい。
 昨年の6月定例会において、サラブレッド導入の方向性を出す時期と認識しているとの答弁がありました。レース開催には600頭以上の馬を確保する必要がありますが、現状では500頭を切る状況と聞いております。そのような状況において魅力あるレースが開催できるのでしょうか。また先般からの補助金不正受給事件や補助金制度廃止により、ますますアラブ生産量が減少し、近い将来にはレースを開催するに十分なアラブを確保できない見込みと仄聞します。サラブレッド導入に伴う施設改善については、経営健全化の見通しが得られることが前提との方針と伺っておりますが、サラブレッド導入には馬場改修が必須条件であるのでしょうか。ご所見をお示し下さい。

情報公開・ホームページの充実についてお尋ねします。
昨年の決算特別委員会にてわが会派が要望しましたホームページ充実の件は、ほとんどが未達成の状況であります。行政評価には情報公開が最も重要であり、行政評価の導入により仕事の成果を「通信簿」として市民に公表する必要があります。「全国の住民サービス番付2004」の市政に対する住民参加度ランキングによりますと、福山市はCランクの全国最下位であります。かたやホームページの非常に充実している岡山市のランキングはAAAの2位であります。協働の町づくりを進める上でホームページによる情報公開の充実は必須であります。議会も本会議の中継や議事録・議長交際費の公開などでホームページの充実に努めておりますので、一層の充実を図っていただきたい。とりわけ市民の声を市政に反映させるためにも、市民がホームページ上で意見を述べ合う「電子会議室」の開設を提案いたしますが、ご所見をお示し下さい。

合併後の行政推進員の活動についてお尋ねいたします。
2月に合併した旧沼隈町の元町議会議員のうち、15名で構成されている市沼隈町地区行政推進委員の第一回連絡会議が去る4月18日に開催され、合併建設計画の本年度予算の内容や、当面の課題について市長と意見交換がなされたと伺っております。今後は任期が満了になる来年3月までに、3回の連絡会議が予定されています。来年3月に合併する神辺町においても同様に連絡会議が設置されることと思いますが、連絡会議での質疑は議事録として公表し、広く市民に情報を公開する必要があると考えますがご所見をお聞かせください。
また、第一回の連絡会議では一部の行政推進委員より旧沼隈町時代に使用され、合併後の4月以降は供用されていない下山南地区にある一般廃棄物最終処分場について、その跡地利用や地権者との契約関係などについて、市に対して質問と要望があったと聞きました。ご所見をお示しください。

福祉の課題についてお尋ねします。
要介護認定者の増加や、介護保険サービス事業提供者の増加などの様々な要因により、介護保険財政が圧迫され、介護予防が推進される中、新予防給付事業に対する取り組みも急がれます。介護保険法改正の目玉とも言え、公正・適正なケアマネージメントを目指す、地域包括支援センターについては、厚生労働省より確固たる財政支援策などの方針が示されていないとの事であります。この地域包括支援センター構想は、希薄になった地域の繋がりを「介護」の観点から取り戻そうという側面もあり、自治会等の町づくりにも大きく影響するもの予測されます。そこで本市としては地域包括支援センター事業にどのように取り組む方針か、また既存の在宅介護支援センターをどのように転換していくつもりか、お考えをお示し下さい。

健康ふくやま21により、市民の健康増進が一層推進されております。介護保険制度も予防重視型システムへ転換される中、いかにして健康寿命を延ばすかが重要です。そのためにも禁煙に対する取り組みがますます重要ではないでしょうか。長年喫煙は個人の嗜好の問題であり、制限することは人権侵害との声もありました。しかし喫煙が単なる薬物依存症であることが立証され、禁煙補助剤の開発や、多岐にわたる禁煙指導により、多くの市民が健康を取り戻しております。時代は分煙から全面禁煙へとシフトしており、学校・公民館・市民病院などの公共施設で無煙化が進んでおります。市役所本庁における今後の禁煙に対する取り組みについてお示し下さい。

子育て支援についてお尋ねします。
明日を担う子供が、安心して育つ町づくりを目指すにあたり、病児保育等の子育て支援策の更なる整備が必要です。調整手当の廃止を財源とした、6歳児未満を対象としたインフルエンザワクチンの予防接種補助事業が、今秋にも実施予定と仄聞しております。しかしながらインフルエンザワクチンの有効性には疑問の声もあり、接種による事故も予見されます。本市が補助金を出してまで推奨するとすれば、事故が起こった際の責任を本市に対して問われる可能性もあります。更に、感染拡大を防止するという観点から見れば、小学生を対象とした方が、より学級閉鎖等の大規模な感染を防止できるのではないかと考えます。ご所見をお示し下さい。

中国帰国者の支援策についてお尋ねします。
先般の中国における反日デモは、日本国民の感情に不快感を与えるものであり、日中間の交流事業及び経済活動に少なからぬ影響を与えております。本市には多くの残留孤児などを経て帰国された帰国者や、その子女の方がおられ、その数は300人弱とのことであります。中国帰国者の方は日中の歴史の狭間に翻弄され、帰国した今も言葉や習慣の壁により、生活に窮する状況の方が多数おらます。しかし、中国の文化と日本の文化の双方を理解されている方々ですから、落ちた葉は根に降り積もり、やがて土に還され大樹を育てるという「落葉帰根」という中国の古いことわざのように、日中友好の架け橋と成り得る方だと期待しております。国交の問題を解決するには、地道な地方や民間レベルでの交流の促進が必要であります。そのような観点から中国帰国者をより一層支援する施策が必要と考えます。しかし、帰国者の方に対しては、依然として就職や労働条件における差別や、子供たちの間でも言葉や生活習慣の違いにより、誤解や偏見が生じていると仄聞しております。更なる就労支援や、このような差別を是正するための取り組みや、お考えはありませんか。

続いて環境問題についてお尋ねします。
とかく後回しにされがちな環境問題を引き続き最優先課題と捉え、子孫により良い福山を残すべく、総力を挙げて取り組むべきと考えます。特に芦田川の水質汚染は福山の環境問題のシンボルと位置づけ、生活排水についていかに流域住民の関心を高めるかが課題であります。また高コストのごみ処理を改善するには、ごみの減量以外に方法はないものと考えます。
まず、芦田川の水質浄化についてであります。先日行われた芦田川環境マネジメントセンターによる、第2回目の川の健康診断に私も参加させていただきました。約70名の市民の参加があり、それぞれが前向きに取り組んでおられる様子が印象的でありました。しかし、流域住民数十万人のうちの70名の意識が高まったとしても、微々たる効果でしかありません。健康診断の結果も、悪化の傾向が顕著に現れておりました。
先般、日本一水質汚濁が進んだ川、奈良県から大阪府にかけて流れる「大和川」にて、3月6日の1日だけとは言え、流域住民215万人が生活排水を極力流さないという試みが行われ、その前後に水質検査を行った結果、大和川本流におけるBOD数値は7%の改善効果があり、これを契機に流域住民の意識改革が図られたとの発表がありました。3月定例会の高屋川の水質浄化についての質問に対し、芦田川環境マネジメントセンターが核となり、周辺住民と協働して、具体的活動に取り組むという答弁がありました。芦田川においては生活排水が主たる汚染の原因と指摘されて久しく、マネジメントセンターが中心となり、大和川同様に流域住民が一体となって広域的に取り組み、今後の水質改善に繋げてはと提案いたしますが、ご所見をお示し下さい。

ごみ対策ついてお尋ねします。
少なくとも平成30年までの13年間のごみ処理は、RDF化による方針ではありますが、その後のことを今から考える必要があると思います。RDF化によりごみ処理費用が増している現状ですが、長期的な視野でより一層の市民参加型のごみ減量策を検討する必要があると思います。
先般のばら祭では、好天に恵まれ81万人の参加者があったと聞いております。その中の「クリーンプロジェクト」において、多数のボランティアや市職員が参加し、ごみ減量に取り組まれましたが、昨年の祭りのごみ排出量を示し、今年のごみ排出量と比較してどの程度減量したかお示し下さい。更に今回の試みを全市的に波及させ、市の行事に留まらず、地域や企業のイベントにも取り入れてはどうかと提案いたしますが、ご所見をお示し下さい。
また、ごみ収集を自治会・町内会に委託するというお考えはありませんか。地域内のごみは地域内で処理するという観点から、学区や自治会・町内会単位によるごみ収集や、分別、リサイクルに取り組むほうが、よりごみ問題を身近に感じられる事と思います。希望する地域については、いわゆる走島方式を取り入れてはいかがでしょうか。将来的には、増え続けるごみの問題を解決するために、減量やリサイクルにより浮いたごみ処理経費の一部を町内会へ還元してはいかがでしょうか。また、不法投棄の廃棄物収集や、一般廃棄物収集を障害者団体やNPO法人等へ委託するといった案も検討してはどうかと考えますが、ご所見をお示し下さい。

地球温暖化防止についてお尋ねします。
国を挙げて夏期の「クールビズ」に取り組む動きがありますが、本市としても市民や企業に対してノーネクタイや軽装を呼びかけ、冷房の稼動を少しでも減らす必要があると考えます。企業トップに対する働きかけや、来庁者に対しても軽装を呼びかけるなど、啓発の具体策をお示し下さい。
温室効果ガス排出低減のために、数ヶ月に1度ノーマイカーデーの試みが行われていますが、単発的な試行に留まらず、恒常的な効果を得るために「歩け歩けデー」や「自転車通勤デー」の創設をする等の施策を提案いたしますが、いかがでしょうか。
また、倉本聡、C.W.ニコルなどの環境保全活動家が呼びかける「ストップ・ザ・温暖化キャンペーン」という、地球温暖化防止のため、環境家計簿・エコシートを使って家庭での電気、ガス、水道などの消費を減らすなど、できることからはじめ、地球温暖化の原因であるCO2を100万人の力を合わせて2005年末に90年比6%削減する目標を掲げたキャンペーンに、札幌市などは自治体を挙げて参加しておりますが、本市の参加も検討してはいかがでしょうか。また政府主導で推進している「チーム・マイナス6%」への市民の参加への啓発も有効と思われます。ご所見をお示し下さい。
枯損木の処理策についてお尋ねします。
近年注目されている「ペレット」と呼ばれる木材だけで作ったRDF状の燃料について、それを使用するストーブの普及も、昨年の台風により大量に発生した風倒木の処分策や林業振興に有効と考えますが、ご所見をお示し下さい。

観光振興・産業振興についてお尋ねします。
本市の農業振興において、地産地消「食の安全」などに向けて福山ブランド「福山SUN」の振興に取り組まれておりますが、農業担い手の高齢化と換金対策としてJA等と連携した産地直売所、ファーマーズマーケットなどの開設や、開設に向けての働きかけをするお考えはありませんか。
近年、くわい焼酎、保命酒ケーキ・アイスなど、福山の名産・特産を使った土産物の開発が進んでいます。先日も私の友人がペリーの子孫に保命酒を謹呈しましたが、多くの市民がペリーと保命酒のゆかりは知らず、福山の歴史について意外な一面を感じた事と思います。これは本市のPR不足とも言え、今後は本市としても福山の歴史の啓蒙と、ゆかりのある名産や新規に開発された福山独自の土産物のPRの支援が必要と考えますが、ご所見をお示し下さい。観光産業の更なる振興を図り、市長の掲げる「行ってみたい町・福山」の実現により、町全体の活気を高める事が必要ではないでしょうか、ご所見をお示し下さい。

中心市街地の活性化についてお尋ねします。
先日福山駅北のマンション建設予定地にて、福山城の遺構が出土しましたが、駅前地下送迎場や伏見町再開発においても、地下から福山城の遺構が出土することはほぼ間違いないと予測されます。更にその現地保存は極めて困難と想像されますし、遺構の調査にかかる時間と費用により、再開発事業にも少なからぬ影響が懸念されます。例えば市の所有する公園に一部でも移築するとか、民間の希望者に譲渡するなどの対応策を、あらかじめ検討することも必要ではないかと考えますが、ご所見をお示し下さい。
 郊外の大型商業施設の開店や、駅前再開発により大規模な商業施設が相次いで開店する見込みですが、ロッツにその影響が及ぶ可能性は無いのでしょうか。仮にあった場合に、経済事情の変化による現契約の見直しがあるのかお伺い致します。

中央図書館整備についてお尋ねします。
現在着工に向けて詳細設計に入っている中央図書館ですが、それに伴う中央公園整備についてお尋ねします。現在、公園の南東に野外音楽堂がありますが、年間の使用頻度も少なく、今回撤去か補修か新築するかを検討中と仄聞しております。しかし中央図書館が完成すれば関連イベントも増え、ステージの使用頻度も高まるものと考えます。また中央図書館北隣りは交流広場として活用する計画とのことであり、今年はばら祭のサブ会場としても多くの人出がありましたし、骨董市などの各種イベント開催においてステージ設置の必要性も高いのではないかと思われます。そこで野外音楽堂の代替案として、図書館北壁面をバックとする常設ステージの設置を提案いたします。ご所見をお示し下さい。

最近多発する山林火災についてお尋ねします。
今年度になり、大三島で数日間も燃え続けるという大山林火災が発生しました。世界各国でも山林火災が報道され、山林火災の怖さを思い知らされました。福山市内においても近年、山手町、駅家町、山野町など山林火災が多発し、つい最近でも山野町で1件、加茂町北山で1件の山林火災が発生しております。この地域は消火用水の確保が難しく、消火活動が極めて厳しい状況があったと仄聞しております。農山村地域の過疎化や高齢化による人手不足が林業の衰退につながり、放置林が多く、山荒れが進んでいます。その上、市内各地の山林は、昨年の台風による倒木も殆ど手付かずの状態で放置され、一層山荒れが加速しております。
そうした状況で一度山林火災が発生したとき、山荒れは火勢を大きくする要因となり、消火の最大の障壁となっているのではと考えます。山林火災は思わぬ所へ飛び火し予測がつき難く、住宅の近くに火の手が迫ってくることも多く、山間地に生活する老人や体の不自由な人達は特に、不安なことであろうと考えます。
そこで数件の質問をいたします。
最近の福山市内における、山林火災の発生件数や規模はどのようになっているのでしょうか。
その際、消火活動のための防火用水の確保はどうされたのでしょうか。
水源確保の難しい、特に加茂・山野地域においては、地元住民は日頃から火災発生時の防火用水確保に不安を抱いているのが実態であり、この度も鎮火後の後始末に必要な水の確保に苦労したと仄聞しております。
これらの地域における防火用水の確保についてはどのように考えておられるのかも含めてお答えください。今回の加茂町北山楠田で発生した山林火災のさい、地域住民も消火に懸命になり一人暮らの障害者の方への連絡が遅れ、加茂駐在所の警察官が対応したとの事であります。この地域は過疎化、高齢化が進み、緊急時の連絡網の確保が極めて困難な状況であります。安心・安全の確保について市長のお考えをお示し下さい。

教育・文化の課題についてお尋ねします。
スポーツ振興についてお尋ねしますが、子供の体力・運動能力の低下は言うに及ばず、成人においてもモータリゼーションの発達により、自動車依存の生活スタイルが定着し、新車の登録台数と比例して糖尿病患者が増加するなど、生活習慣病の増加の勢いは留まるところを知りません。そのような状況下で、改善すべき課題は多いのですが、例として「山岳会」や「走ろう会」といった団体が、近年高齢化が著しく進み、会員も減少しています。歩く、走るといった運動は、人間の基本的な運動であり、いつでも、一人でもできる手軽な運動として、以前のような賑わいを取り戻し、一層の振興を図る必要があると考えます。ふれあいランドには遊歩道も整備され、市民の健康増進に便宜を図られた事は評価しますが、荒廃した登山道・遊歩道も多いのが現状であり、その対応策をお考えでしょうか。またハード面の整備に留まらず、今年初めて開催される「市民登山大会」の広報や、マラソン大会や駅伝大会の更なる充実が必要と考えますが、いかがでしょうか。更に編入合併した全国の町村で、地域の伝統ある独自行事の多くが消滅の危機にありますが、旧沼隈町においても歴史と伝統のある、また町を挙げての一大イベントであった「沼隈駅伝」の存続が危ぶまれております。継続できるよう提案いたしますが、ご所見をお示し下さい。
さらに、虎は子を谷に突き落として鍛えると言いますが、安全性に十分配慮した上で、学校登山や遠泳などの臨海学校、ヨットやカヌー体験などの自然体験学習の積み重ねが必要であると考えます。保護者からの過保護を求めるような要望に対しては、毅然とした対応で虎の子の親になる必要性を説き、かわいい子には旅をさせよの精神で、少々の困難は克服できるような強い精神力を養う必要があります。ご所見をお示し下さい。

中学生の体力の向上策についてお尋ねします。
近年、県東部地域の中学生の学力の低下が問題となっておりますが、その改善には教育の3本柱である知育・徳育・体育のうち、特に体育の振興が必要ではないかと考えます。先般も福山市立福山中学を視察に行き、その授業の水準の高さに驚かされました。しかし、知育にのみに重点を置いた教育ではなく、3つの柱の中で体育が比較的軽視された結果が、学力の低下に繋がっているのではないでしょうか。その改善には基礎体力の養成に主眼を置いた、クラブ活動の振興が必要であります。クラブ活動を通じてチームワークや礼節を学び、その結果が徳育にもなることは周知の事実であります。クラブ活動の強化により、真の子供の「生きる力」の養成が図れると考えますが、本市中学生のクラブ活動の実態を示し、その振興への取り組みの具体をお示し下さい。

学級崩壊についてお尋ねします。
6月に入ってある会合で、小学校1年の児童を持つお母さんから質問用紙を頂きました。
それによりますと、その児童のクラスが学級崩壊を起こしているとありました。
数名の児童が自分の席に座っていることが出来ず、教室内をうろうろし教室から出たり、トイレに行って帰らない、ベランダから牛乳瓶を投げたりと授業にならないようで、保護者が毎日数名ずつ参観し注意されているようですが、自分の子供でなければ指導にも限界があり善処を求められました。その文面から切実に悩んでおられる様子が伺われ、これは火急の対応が必要であると感じました。教育委員会はこの事態は確認されているのでしょうか。
また、小学校での取り組みの経緯をお知らせ下さい。
1年生の1学期はどの学校でも大なり小なりこのような状況はあるようですが、この小学校では当面の解決策として副担任制の導入をされるようです。就学前から小学校・幼稚園・保育所との連携が取れていれば4月の新学期から対応できたはずであります。
これらの連携や情報交換が不足していたことや、家庭でのしつけの欠如などがこうした状況を生みだしていると考えるものであります。
これらの対応を早急に取らなければなりませんが、教育委員会としてはどう正常化させるのかお聞かせ下さい。

不登校児童・生徒の支援についてお尋ねします。
近年大きな社会問題になっております不登校の児童・生徒について、年間30日以上欠席している児童、生徒についてその数をお示し下さい。続いて学校には登校しているが、保健室に登校している子供も多数いることと思いますので、その実態を把握しておられましたらお知らせ下さい。更に現在SCP・スクールカウンセリングプロジェクトにより、市内21の中学校に22名のカウンセラーを配置されており、家庭訪問も含めて年間300人近い生徒の対応をされ、かなりの実績を挙げている事は評価しますが、カウンセラーの配置されていない中学校や、小学校への対応はどのようにされているのかお示し下さい。

歴史・文化の継承についてお尋ねします。
戦後60年という節目の年にあたり、戦火を乗り越えて先人が築き上げた日本の伝統・文化を継承し、良い点については積極的に取り入れ、発展させていく必要があると考えます。
戦後60年間、平和な時代が続いたのは、戦争の悲惨さを語り継ぎ、不戦の誓いをしてきた成果と考えますが、先の大戦の語り部も随分高齢となり、その数も少なくなりました。戦艦大和の生き残りの方や、被爆体験者など、今後数年間の間に更に減少が見込まれる語り部の支援策をお示し下さい。
文化については、例えば豊田市の再開発ビルには立派な能楽堂があり、市内すべての中学生が訪れ、能についての見識を深めるとの事です。本市においてもより積極的に歴史・文化の継承に対する教育が必要と考えますが、取り組みの具体についてお示し下さい。
また、県内において「ヒナゴン」「男たちの大和」「ちゃんこ」という歴史・文化にスポットを当てた映画が3本作成されました。ヒナゴンについては、子供の「信じる心」の大切さを訴える映画であり、原作は最初から映画化を前提として、主演女優まで決めた上での発表という段取りであり、周到な町おこしの意図も感じるものであります。「男たちの大和」も戦争の悲惨さ訴えると同時に、友情の篤さを訴えています。これらの映画の鑑賞を子供に推奨されてはいかがでしょうか。ご所見をお示しください。

<再質問>
多岐にわたる答弁、ありがとうございました。
それでは再度、何点か追加質問と、要望をさせていただきます。
まず、協働のまちづくりについてであります。私は市長の掲げる7つのキーワードの中でもかなり重要な施策であると考えております。
パブリックコメントの現時点での応募件数は10点ということですが、42万都市にしてはいかにも少ないのではないでしょうか?応募締め切りまでの後5日間、どのような方法で募集されますか?

ばら祭りのクリーンプロジェクトについてですが、協働のまちづくりの例として素晴らしい成果をあげられた事は評価いたします。しかし、実行委員長の「クリーンな祭りに」という提案に対して、当初、担当部署は消極的であったと仄聞しております。最初から「できません、無理です」といった否定的な文言から始まり、ボランティアの確保などの見通しが立ってから、重い腰を上げていただいた状況でした。答弁にもありましたように、過去最高の人出にもかかわらず、ごみは激減という大成果は、残念ながら行政主導ではありませんでした。市民からの提案を積極的に受け入れる態勢を作るに、どのような方法を講じられるのか、お示し下さい。

今回の成果は先の行財政改革特別委員会の資料においても成果として掲げてありましたが、ボランティアの市民団体やNPO法人などに対して、安い労働力という認識があってはいけません。最低限の必要経費などをどのように手当てされるおつもりか、ご所見をお示し下さい。

また、行革を進めていく中で、ごみ処理の民間委託は避けて通れないと考えます。市民一人ひとりが、町内会が、民間企業が、ごみを減らせば特典があり、より積極的にごみ減量に取り組む動機付けをしていただきたいと考えますが、ご所見をお示し下さい。

続いて、芦田川の浄化についてであります。
大和川河川事務所によりますと、住民に対して協力を求めた事項と言うのは、3点だそうです。?食事は残らないよう食べる分量だけ作る、?食べ残しを流さず、三角コーナーかごみ箱へ、?食器やフライパンの油はふき取り洗うという簡単なものでした。更に啓発の費用はラジオや広報誌など約100万円程度であったそうです。それだけの費用でBOD7%改善が達成できたわけです。芦田川においても、流域住民に協力を求め、低コストで最大限の効果を狙ってはいかがでしょうか。秋に予定されている第3回目の川の健康診断と併せて実施してはいかがかと思います。ご所見をお示し下さい。

地球温暖化防止に代表される環境問題に対して、様々な取り組みがなされておりますが、本市もプロジェクトチームを作り取り組んではどうかと考えますが、いかがでしょうか? 

<自治体改革推進会議について>
市民や議会に対する、推進会議設置の説明責任についてですが、6月7日の新聞報道は随分と地味な印象を受けました。行政サイドからより積極的にマスメディアに働きかけ、取り上げてもらう必要があるのではないでしょうか?

先日、総務省が「ヤミ専従」について、全自治体を対象に「実態調査」を行うとの発表がありました。本市の調査に対する対応は万全なのかお尋ねします。
更に推進会議の設置要項は、「職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例」通称「ながら条例」とは一線を画するものなのでしょうか?

さらに市職員に聞いてみますと、確かにそのような委員さんが組合活動とは別個に活動されており、様々な要望聴取をされているとの事でした。例えば退職者が出るので補充をしてほしいとか、業務効率を上げるためにパソコンを導入して欲しいとか要望し、実際にかなえて貰ったとの事でした。しかし、本来このような事は職場の上司の業務であり、それを補完する委員が必要という事は、2度手間であり、上司が機能していないとすれば、適正な人材登用がなされていないのではないかという懸念が新たに発生するものであります。そのような事実はありませんか?また、8人の委員の給与総額はおいくらなのでしょうか?

そして、庁舎内禁煙への取り組みは、職員の健康増進と業務の効率化という点で、間違いなく効果があるものです。長野県では庁舎を全面禁煙としましたが、組合よりかなりの反発があると仄聞しております。本市においても、仮に組合からの反発があっても、改革推進会議が仲介役となって庁舎の全面禁煙に取り組んでいただきたいと思います。ご所見をお示し下さい。

<競馬事業の改善策について>
場外発売所の拡大は4半期の決算内容を見てからとのことですが、場外発売所の募集要項がホームページ上から消えているのはなぜでしょうか。また河内町の場外発売所も決定から1年近く経つが、事業が前に進まない理由は何でしょうか。

サラブレッド導入について、馬場改修が必要とは言え、サラブレッドにもピンからキリまでいますので、現馬場で走ることのできる馬で、1日1レースでもサラブレッドのレースを組まれてはいかがでしょうか。

また、新しいファンの獲得のためには、いかに馬と市民のふれあいを増やすかと言う事が必要と考えます。先のばら祭りにおけるパレード参加中止は私も残念な思いをいたしました。競馬をひとつの文化と捉え、馬の癒し効果を利用して、乗馬体験などの機会を増やしてはどうかと考えますが、ご所見をお示し下さい。

<情報公開・ホームページの充実について>
昨年の決算特別委員会にてわが会派が要望しましたホームページ充実の中で、アクセスカウンターの設置がありましたが、いまだ未設置の状態です。なぜ設置されないのかその理由をお示し下さい。
H16年度の総アクセス数は85万件あまりとの事ですが、これは庁内からのアクセスが含まれているのでしょうか、純粋に市民が利用した件数はいかほどでしょうか?

<中学生のクラブ活動の活性化策について>
私は一昨日、ローズアリーナで開催されました、福山市の中学生の水泳大会を見学に行ってまいりました。
参加生徒は87名、私立中学を除くと64名であり、公立の参加校はわずか12校でありました。そもそもプールはあっても水泳部が無い学校もあるそうで、全26種目のうち出場者なしという種目があったり、3位以内は県大会への出場資格を得るわけですが、恥をかくようなことがなければ良いがと心配するような選手もいる状況でした。一部に全国大会に出場するような有力選手もおりましたが、大会記録を見ますと、ほとんどが90年代のものであり、中には私が中学生の頃に一緒に泳いでいた選手の名前があったり、低迷していることは間違いない事実でありました。水泳だけが特別なのでしょうか?このような状況は他のクラブにも大なり小なりあると思います。指導教員の充実や、指導時間の確保への配慮が必要であると考えますが、ご所見をお示し下さい。

<再々質問>
最後に1点だけ、再度自治体改革推進会議についてお尋ねします。この会議設置要項は、三重県の「労使協働委員会」を参考に作られたものと仄聞しておりますが、私も三重県の担当部署に電話をして設置の経緯や、成果について問い合わせを行いました。改革派知事として有名な北川前知事のリーダーシップによるものだそうで、担当者は私に、三重県と福山市はスタートが違いますと言われました。三重県では従来の「アンダー・ザ・テーブル」の労使交渉ではいけないので、労使交渉を机の上に出した。あくまで内発的なものであり、福山市のように市民や議会からの指摘によるものではないとの事です。しかし、設置経緯は違っても目標が一緒であるならば、ぜひ本市においても同様の成果を出してもらいたい。ここで北川前知事の大阪市の厚遇問題に関するコメントを紹介します。

<産経新聞6月3日号より引用>
大阪市は、このピンチを最大のチャンスだととらえるべきだ。
三重県でもH8年にカラ出張の問題が出て、「全部うみは出そうよ」と3ヶ月間、庁内で大激論があった。公務員は本来まじめだから、その中から「改革します」「自主返還します」「処分を受けます」という動きが自発的に出てきた。大阪市も内発的に変わるチャンスだと僕は期待している。
それにはトップがしっかりしていないといけない。トップと職員の違いは「非日常の決断」をせざるを得ないという点、しがらみを断ち切る勇気がなければだめだ。
中央集権はさまざまな「なれ合い」を生んできた。行政当局と労働組合、議会。さらには市民、経済界も、みんなその体制を守ろうとした。労使のなれ合いは全国でいくらでもあった。それを解消することが行政改革。組合も自身が徹底的に問題点を出す努力をやればいい。

と北川前知事は言われていますが、羽田市長もこれに習い改革を実行していただきたい。ご所見をお示し下さい。

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